「レイカーズで成功するために必要なことはわかっている」

現地5日、レイカーズはアウェーでのホーネッツ戦を124-118で勝利。連勝を3に伸ばし、ここ7試合で5勝目と徐々に調子を上げているとはいえ、現状は27勝25敗。優勝を義務付けられているチームとしてはかなり物足りない数字だ。だからこそ、トレード期限までに何らかのテコ入れを行うという噂がどのチームよりも多い。

大黒柱であるレブロン・ジェームズは「このロッカールームにいるみんなが大好きだ。僕が心配しているのはそのことだけだ」と現在のロースターへの愛着を語る。ただ、同時に一寸先は闇で、どんなことでも起こりうるNBAの厳しさは十分に理解している。

「全ての試合に対する準備をするだけだ。例え誰かがこのチームからいなくなったとしても、何が起きてもだ」

レブロン、そしてアンソニー・デービスは絶対にトレードされないアンタッチャブルな存在だが、逆に言えば他の選手はトレードの当事者となる可能性がある。特にディアンジェロ・ラッセルは、今シーズンここまで平均17.3得点、3ポイントシュート成功率41.6%、6.2アシストと活躍し、さらに今シーズン終了後にプレイヤーオプションでのフリーエージェントとなるためレイカーズの放出要員の人気銘柄と見られている。

ラッセルは「全く気にしていない。自分の仕事をするために試合に出る。ただ、それだけだ」と自身の噂について無関心だ。そこには2015年ドラフト全体2位指名でレイカーズに入団したものの、2年目のシーズン終了後にネッツにトレードされ、ウォリアーズ、ティンバーウルブズを渡り歩いてレイカーズに復帰した経験も影響しているだろう。

ラッセルは、次のように割り切っている。「僕の契約がトレードしやすいかどうかは自分でコントロールできないことだ。つまり僕はプレーするだけなんだ。以前レイカーズにいたことがあるから、ここで成功するために必要なことはわかっている。レイカーズの将来を担う一員と認められたら成功を収める。そうでなければトレードされる。前にトレードされた経験があるから、アプローチの方法は少しはわかっているつもりだ」

これまでの経験を生かしたラッセルがどのようなアプローチでチームに貢献し、トレードを回避しようとするかは、近々のレイカーズの注目ポイントとなりそうだ。