ポポビッチHCも称賛「これほどまでに誇りに思える選手はいない」

セルティックスは現地12月31日、アウェーでのスパーズ戦に134-101で圧勝。これで連勝を6に伸ばし、26勝6️敗で東カンファレンス首位を走っている。早くも貯金が20に到達と、快進撃を続けているが、そのチームを支えている1人がデリック・ホワイトだ。

セルティックスはジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンの2枚看板に加え、オフにトレードで加入したクリスタプス・ポルジンギスとドリュー・ホリデーの新戦力コンビがスポットライトを浴びることが多い。しかし、ホワイトもここまで29試合に出場し平均17.0得点、5.3アシスト、3.9リバウンド、3ポイントシュート成功率41.6％とチームに欠かせない質の高いプレーを続けている。

スパーズ戦でもホワイトはフィールドゴール11本中7本成功の17得点、5アシストと活躍した。ホワイトにとってスパーズは、プロ入りの2017-18シーズンからセルティックスに加入する2021-22シーズン途中まで在籍した古巣。そして今でもサンアントニオのファンに愛されている彼は、大きな歓迎を受け『オールスター』のチャントを受けた。

ホワイトは、「（NBA選手の）キャリアをスタートさせたサンアントニオに戻ってくるのは、いつも特別なことだよ。ここではコート内外でたくさんの素晴らしい思い出がある」と愛着を語る。その上で、今日のファンの反応には「信じられないものだった。サンアントニオにもボストンのファンはいるだろうけど、本当に素晴らしかった」と感謝した。

また、ホワイトのことを今でも気にかけているのはファンだけではない。スパーズのグレッグ・ポポビッチヘッドコーチは、かつての教え子であるホワイトを次のように称えている。「これほどまでに誇りに思える選手はいない。彼がNBAに来た時、自分のことをNBAにふさわしい選手とは思っていなかったと思う。それがGリーグからスタートし、私たちと一緒にプレーして先発を務め、ボストンでさらにステップアップした」

「彼はリーグでも最高の選手の1人であり、自信をどんどん増している。そして、さらに進化の過程にいる。彼の歩みは素晴らしい物語だ。一番下からスタートし、自分を信じて必要とされる仕事を遂行して今の地位がある。だから、彼の成長に感激しているんだ」

サンアントニオのファンが称えるように、今シーズンのホワイトは自身初のオールスターに選出されるに値するプレーを続けている。