OG・アヌノビー

ランドルの称賛「相手チームのベストプレーヤーを守ってくれる」

ニックスが現地1月1日、ホームでティンバーウルブズと対戦。先日のトレードでラプターズから加入したOG・アヌノビーのデビュー戦を112-106で制している。

第1クォーターで先行を許したニックスだが、第2クォーターに入ると堅守で流れをつかむ。このクォーターでウルブズのフィールドゴールを14本中4本成功に抑え込み、さらに6つのターンオーバーを誘発すると、ジェイレン・ブランソンを中心に得点を量産して、38-17のビッグクォーターを作った。

前半を2桁リードで折り返したニックスは、第3クォーターも流れをキープし、16点にまでリードを広げる。第4クォーターに入ると、カール・アンソニー・タウンズが大暴れしたウルブズに逆襲を許し、残り6分半には4点差にまで詰め寄られた。だが、ニックスは39得点を挙げたジュリアス・ランドルが高確率でシュートを沈めることで悪い流れを断ち切り、そのまま逆転を許さずに競り勝った。

アヌノビーは35分出場といきなりのフル稼働で17得点6リバウンドを記録。スタッツ以上に、出場時間の得失点差でチームトップの+19だったことが、貢献度の大きさを表している。「気分は良かったよ」とアヌノビーは振り返ると、チームのサポートについて感謝を語った。

「攻守の両方でチームを助けることを目指した。ディフェンスで声をかけ、みんなも声をかけ僕がどこにいるべきかを知る助けをしてくれた。試合中に『ここに行って、こうするんだ』と教えてくれていたんだ。そのことに感謝している」

そしてゲームハイの39得点を挙げたランドルは、「彼は競争心の高い選手だ」と言い、アヌノビーの万能性を称えた。「ここ一番でシュートを決め、相手チームのベストプレーヤーを守ってくれる。彼がやっていることは決して簡単なことではないんだ」

今日の勝利でニックスは連敗を3でストップ。リーグ屈指の3&Dと評されるアヌノビーの加入で、どこまでチーム力を高めていけるか。ひとまず、幸先の良いスタートと言えるデビュー戦となった。