シモンズ、エンビード、バトラーとの共闘が実現
トレードデッドラインまであと1日に迫った2月6日、セブンティシクサーズが動いた。
シクサーズはクリッパーズとのトレードを成立させ、ウィルソン・チャンドラー、マイク・マスカーラ、ランドリー・シャメット、2020年のドラフト1巡目指名権(保護条件付き)、ヒートの2021年のドラフト1巡目指名権(保護条件なし)、ピストンズの2021年と23年のドラフト2巡目指名権と交換で、トバイアス・ハリス、ボバン・マリヤノビッチ、マイク・スコットを獲得した。
これにより、ベン・シモンズ、ジョエル・エンビード、ジミー・バトラー、ハリスという強力ラインナップが完成。新戦力が噛み合えば、東カンファレンス優勝を狙えるだけの力を手にした。
バトラーとハリスはシーズン終了後にフリーエージェントになるため、去就は不透明な状態だが、結果を残せれば、2人が再契約を希望する可能性もある。バトラーに続き、ハリスの獲得は、シクサーズが今シーズンの優勝を本気で狙っていることの証だ。
ハリスも優勝が可能なチームへの移籍に興奮。トレード成立後には、エンビードとハグをする画像に「シクサーズでの機会に興奮している。フィラデルフィアに優勝をもたらそう」というメッセージをつけて投稿した。
Excited for this new opportunity with the @sixers, let’s get to work and bring another championship to Philadelphia. #TrustTheProcess pic.twitter.com/dws9a64ZSF
— Tobias Harris (@tobias31) 2019年2月6日
シクサーズは現在カンファレンス5位ではあるものの、4位のペイサーズはビクター・オラディポがケガのため今シーズン終了となったこともあり、プレーオフで勝ち上がれる可能性は低い。3位のセルティックスは優勝候補の一角ではあるが、まだチームケミストリーに不安を残す。レギュラーシーズンではバックスとラプターズが抜け出た感はあるが、後半戦でケミストリーを構築できれば、シクサーズがもっともNBAファイナル進出に近いチームに変貌を遂げられるだろう。
後半戦は、プレーオフに向けた準備を整えたシクサーズが、東の主役に躍り出るかもしれない。