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カリーは身体能力ではなく技術で現在の地位を獲得

現役時代にマイケル・ジョーダンとブルズでプレーしたウォリアーズ指揮官のスティーブ・カーは、『フランチャイズプレーヤー』であるステフィン・カリーとMJとの大きな違いを「ファン層にある」と言う。

1月25日のホーネッツ戦前、カーは『AP通信』の取材に対してこう語っている。「2人を囲むファンの数は近いだろうが、最大の違いは子供たちからの人気。ステフのほうが子供に支持されている」と語った。「多くの子供たちがステフのジャージーを着て、彼にサインを求めているからね」

カーは、そのプレースタイルの違いも大きいと考えている。体格に恵まれ、身体能力の高さでも他を圧倒した超人的なジョーダンとは異なり、カリーは日々の練習で磨いたシュートの技術で現在の地位を築いた。カーは、「きっと子供たちは、ステフと自分たちとを重ね合わせて考えているのだろう。8歳の子供に『僕にもできるかもしれない』と思わせるスーパースターはほとんどいない」と話す。

同じスーパースターであっても、選手としてのタイプは似て非なるジョーダンとカリー。どちらも『超人』クラスの選手であることは間違いないが、憧れの対象としての見られ方も異なるのかもしれない。

「どちらが偉大な選手か」を論じるのがナンセンスなのと同じことが人気面での比較にも言える。ただ、子供が憧れる対象としてカリーは非常に『キャッチー』な存在だ。