22得点11アシストのマクシー「今のエンビードはしっかり準備ができている」

セブンティシクサーズは現地6日、ホームでウィザーズと対戦。序盤から着実に得点を重ねると、第3クォーター終了時点で22点の大差をつける危なげない展開で146-128と圧勝している。

この試合、シクサーズはフィールドゴール91本中51本成功(成功率56%)に加え、フリースローも36本中32本成功とほぼ完璧なオフェンスだった。特に圧巻だったのは大黒柱ジョエル・エンビードだ。大量リードにより第4クォーターをすべてベンチで過ごしながら、フィールドゴール25本中17本成功、フリースロー14本すべて成功による48得点。さらに11リバウンド6アシストと試合を支配した。

勝利の立役者となったエンビードは、チーム一体となって攻めたことが大量得点につながったと語る。「利用できるアドバンテージを生かすことができた。僕たちはチームとしてプレーした。(個人技ではなく)流れの中から多くの得点を挙げていた感じだ」

また、22得点に加え、自己最多11アシストを挙げたタイリース・マクシーは、エンビードはこれからどんどん調子を上げていくと続ける。「今の彼は、しっかり準備ができている。4試合から5試合プレーし、自分のリズムを見つけている。彼はミッドレンジのシュートを決め、アグレッシブにプレーしている」

これでシクサーズは、開幕戦で敗れた後で5連勝を達成。この好調を導いているのは、リーグ4位の平均121.5得点、2位タイのオフェンスレーティング119.9を挙げているオフェンス陣で、リーグ屈指のクリエイト能力を誇るジェームズ・ハーデンを放出した影響を感じさせない爆発力を披露している。エンビード、マクシーの2枚看板を軸に、オフェンス陣が今の勢いをキープできれば、「ハーデン放出は失敗だった」というようなコート外の雑音は自然となくなっていくだろう。