ヒルトン・アームストロング

写真=野口岳彦

チームにフィットし、ゴール下の守護神となれるか

名古屋ダイヤモンドドルフィンズがヒルトン・アームストロングの獲得を発表した。ヒルトンは、2006年にホーネッツから12位指名を受けた元NBAプレーヤーで、211cmと長身ながらアスレチック能力が高く、ブロックショットが得意なディフェンシブプレーヤーだ。

Bリーグ初年度には千葉ジェッツで不動のセンターを務め、平均10.3得点、7.8リバウンド、1.5ブロック、1.1スティールを記録。また、琉球ゴールデンキングスに所属した昨シーズンは、60試合に出場。うち16試合で先発を務め、平均6.2得点、6.7リバウンドを記録している。

その後はイスラエルでプレーし、再びBリーグに戻ったヒルトンは、「日本のチームで再びプレーすることができてうれしいです。過去、名古屋に試合で来ましたが、住むのは初めてなので名古屋の生活をとても楽しみにしています。チームの勝利に貢献できるように頑張ります!」と公式サイトでコメントしている。

名古屋Dはジャスティン・バーレルが右膝半月板損傷によりインジュアリーリスト入りしているが、大黒柱が不在でも好調を維持し、現在19勝14敗で西地区2位。2シーズン連続のチャンピオンシップ進出を視野に入れている。

しかし、平均81失点(リーグ14位)のディフェンスは改善の必要があり、今回のヒルトンの獲得はその守備力アップが狙いだろう。スピードを生かしたアタックで得点を量産するマーキース・カミングスと、3ポイントシュートが得意なクレイグ・ブラッキンズの両外国籍選手はオフェンシブなタイプであり、ペイントエリアの守備を強化したい名古屋Dとしては、うってつけの人材と言える。

なお、1月29日からエントリーが可能となっており、今週末の試合には出場ができない。最短のデビュー戦は、30日にアウェーで行われる大阪エヴェッサ戦となる見込みだ。