昨シーズンのケルドン・ジョンソンに続いて、生え抜きの若手と大型契約
スパーズが伸び盛りの若手デビン・バッセルと5年総額1億4600万ドル(約220億円)の契約延長で合意したことが分かった。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー氏が、バッセルの代理人情報として伝えている。
2020年ドラフト全体11位でスパーズに入団したバッセルはプロ1年目に平均5.5得点、2年目に12.3得点をマーク。昨シーズンは故障から38試合の出場に留まったが平均18.5得点、3.9リバウンド、3.6アシストを記録した。プロ入りから右上がりで成長を続けている点が、今回の契約延長へと繋がっている。
バッセルは得点だけでなく3ポイントシュートの精度も年々向上している。試投数が平均2.4本から5.4本、7.0本と増える中、成功率は34.7%から36.1%、38.7%と高水準だ。今シーズンは不動の先発シューティングガードとして、1年間を通しての活躍が求められる。ちなみに2020年ドラフト組で契約延長を勝ち取ったのは、ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズ、ホーネッツのラメロ・ボール、ペイサーズのタイリース・ハリバートン、ピストンズのアイザイア・スチュワート、グリズリーズのデズモン・ベインに加えてバッセルが6人目となる。
スパーズは今年のドラフト全体1位で、次世代の大物選手であるビクター・ウェンバニャマを指名し、これから彼を軸としたチーム作りを進めていくのは間違いない。そのため、バッセル、そして昨年オフに4年総額8000万ドル(約120億円)で契約延長したケルドン・ジョンソンが、ウェンバニャマの相棒となりそうだ。
新シーズンはこの3人に加え、4年目の司令塔トレ・ジョーンズ、2年目のフォワードであるジェレミー・ソーハンと全員がスパーズにドラフト指名された生え抜きの選手たちで先発を組むと予想されている。最年長が今月11日に24歳となるジョンソンとかなり若い布陣となるが、彼らがリーグに旋風を巻き起こすことに期待したい。