写真=Getty Images
躍進を続けるナゲッツの切り札となれるか
昨年のオフにフリーエージェントになり、ベテラン最低保障額でナゲッツと契約したアイザイア・トーマスが、オールスターブレーク前に復帰する見通しが立った。
『ESPN』によれば、ナゲッツは、トーマスは、ブレーク前に予定されている2月11日のヒート戦か、13日のキングス戦で復帰する可能性があるという。仮にこれら2試合に出場しなくても、復帰がブレーク後の22日に行われるマーベリックス戦以降にずれ込む可能性は低いと見られている。
昨シーズン開幕をキャバリアーズで迎えたトーマスは、昨年2月のトレードデッドラインにレイカーズにトレードされ、3月に股関節の手術を受けた。それからリハビリを続け、現在に至っている。
トーマスは、プレーできない間も若い選手が多いチーム内で、ロッカールームでのリーダー的役割を担っている。その効果からか、ナゲッツはシーズン前の予想を良い意味で裏切り、現在カンファレンス2位に躍進中。175cmと小柄ながら得点源になれる爆発力を備え、セルティックス時代には『第4クォーター男』と呼ばれた勝負強さが加われば、100ポゼッションあたりの平均得点でリーグ5位(112.7)のオフェンスも厚みが増す。
当初の予定よりも復帰までに時間がかかったが、プレーオフ進出に向けたレギュラーシーズン後半戦から、トーマスが躍動する姿が見られそうだ。