エバン・フォーニエ

「チーム全体の失敗であって、特定の誰かがヘマをしたわけじゃない」

フランス代表はワールドカップで1次リーグ敗退という誰も予想しなかった失敗に終わった。開幕戦でカナダに大敗したのは、カナダが最終的に銅メダルを獲得する実力の持ち主だっただけに仕方のない面もあったが、2試合目でラトビアとの接戦を落としたのは致命的だった。ラトビアはここから勢いに乗り、最終的にアメリカに次ぐ5位でフィニッシュ。18位に終わったフランスと明暗が分かれることとなった。

開幕2連敗の後は3連勝と持ち直したものの、消化試合で格下に勝利することに意味はない。帰国した彼らを待っていたのは批判の声ばかりだった。特にヘッドコーチのヴァンサン・コレットには「クビにすべきだ」との意見も多い。

エースとしてチームを引っ張り、13.8得点を挙げたエバン・フォーニエは『RTL』の取材に応じ、「この結果には僕自身も驚いている。あまり考えないようにしようと思っても、それは不可能だ。とにかく、この結果を受け入れるのは簡単じゃない」と現在の心境を語っている。

「もっと上手くやれたとは思うけど、代表チームに完璧はない。去年のユーロバスケットでも課題を抱えながら頑張って銀メダルを獲得した。このチームは常に結果を出すだけの力はある。傲慢だとか慢心だとか言われるけど、現実は僕らが問題を上手く乗り越えられなかっただけのこと。それがトップレベルでスポーツをする厳しさだ」

そしてフォーニエは「ファンの人たちが失望するのも分かる」と前置きした上で、厳しい批判の声にこう反論する。「これはチーム全体の失敗であって、特定の誰かがヘマをしたわけじゃない。僕らの誰一人として責任から逃れようとはしていない。このグループにはまだ成功を勝ち取る力があると思っている。批判で僕たちをバラバラにしないでほしい」

来夏には自国開催のオリンピックが控えている。あと1年とは言っても代表の活動期間はほとんどなく、特にNBAプレーヤーは代表に合流してからほんのわずかな期間で開幕を迎える。ここで指揮官コレットの解任を含むチームの刷新に踏み切るのはリスクが大きい。ファンの支持をどうやって取り戻し、チームをどう立て直すか。フランス代表は非常に厳しい立場に置かれている。