レブロン離脱後1勝5敗、西8位に転落
レブロン・ジェームズ(鼠蹊部)、ラジョン・ロンド(右手薬指)、カイル・クーズマ(腰)が負傷離脱中のレイカーズが、1月6日に行われたティンバーウルブズ戦に86-108で敗れ、3連敗を喫した。
レブロン離脱後から1勝5敗で、順位も西カンファレンス8位に転落したレイカーズだが、ヘッドコーチのルーク・ウォルトンが納得できなかったのは、本来ならチームを引っ張るべきブランドン・イングラムとロンゾ・ボールから気概が感じられないことだった。
イングラムが13得点5リバウンド、ボールが0得点6リバウンド4アシストに終わったウルブズ戦後、ウォルトンは先発出場した2人について聞かれ、「彼らはトライしようとしている。それに若い」と擁護しつつ、敢えて苦言を呈した。「ただ、時にはパッションも必要だ。大事なのは点を取ることではない。ルーズボールに食らいつく、もっと大きな声でコミュニケーションを取ることだ。ブランドンがチームのランに繋がるリバウンドを取った場面もあったが、常にやってもらう必要がある」
「もちろん、彼らだけの責任ではない。しかし全員が揃うまでは、勝つためにチーム全員がパッション、気合いを入れてプレーしないといけない。このリーグで勝つのは簡単ではない。負傷者がいる状況では、2倍の努力が必要になる」
「彼らとは、こうした話をいつだってしている。解決法は見つかっていないが、私は、彼らなら解決方法を見つけられると信じている。我々には彼らの力が必要で、2人もそれを理解している。チームを引っ張る方法を見つけてくれるはずだ」
今シーズン2度目の無得点に終わったボールは、ウォルトンの指摘を受け入れている。
「今日はフィジカルの部分が足りていなかった。相手には屈強な選手が多い。今日は闘争心を持って戦えなかった。今はスコアラーがケガをしているから、その部分の責任を自分が負わないといけない。今日はダメだった。明日の試合(マーベリックス戦)では、やらないといけない」
レブロンの復帰時期は未定で、1月中旬以降にずれ込む可能性もある。これ以上連敗が続くようなら、シーズン終盤の順位争いに影響が出てしまう。6年ぶりのプレーオフ進出に黄色信号が点滅し始めない内に、打開策を見出さなければならない。