サンズの31番と32番が来季より永久欠番に
NBAのサンズは2023-2024年のシーズン中に、レジェンド選手であるショーン・マリオンとアマレ・スタウダマイアーを『Ring of Honor(名誉のリング』に登録することを発表。両選手は組織、地域社会、そしてサンズのファンに永続的な影響を与えた個人に贈られる、フランチャイズ最高の栄誉を受けることとなる。
サンズとマーキュリーのオーナーであるマット・イシュビアは、「ショーンとアマレは、サンズのユニフォームを着た選手の中で最高の2人です。ショーンはその多才ぶりでゲームを変え、アマレはリーグで過去もっとも衝撃的な選手の一人でした。彼らがサンズというものを定義し、何世代ものファンにインスピレーションを与えるのに貢献してくれました」とコメントしている。
マリオンは今回の栄誉について「このような形でサンズ・ファミリーに認められるのは素晴らしいこと。ファンは唯一無二の存在であり、この街は常に僕の一部であり続けるでしょう。サンズで過ごした時間は特別なもので、『Ring of Honor』に登録されることを楽しみにしています」と語った。
その驚異的な運動能力から『マトリックス』のニックネームを持つ彼は1999-2008の9シーズンにわたってサンズでプレーし、レギュラーシーズン660試合に出場し、18.4得点、フィールドゴール成功率48.1%、10.0リバウンド、1.9スティール、1.4ブロックを記録。得点はフランチャイズ史上5位(12,134得点)、リバウンド(6,616リバウンド)とスティール(1,245スティール)は2位、ブロックは3位(894ブロック)で、ポストシーズンの706リバウンドはチームの歴代プレーオフリーダーとなっている。サンズ在籍中にオールNBAに2度、オールスターにも4度選出された。
そしてスタウダマイアーは「僕には『紫とオレンジの血』が流れているので、この殿堂入りはとてつもなく名誉なこと。最高であり、そして最も変貌を遂げたのは、サンズで過ごした数年間でした。サンズファンへの愛と、彼らがいつも見せてくれた愛への感謝でいっぱいです」と喜びを吐露。
『S.T.A.T.』(Standing Tall And Talented=背が高く才能がある) のニックネームを持つ彼は2002-2010の8シーズン、サンズでレギュラーシーズン516試合に出場し、平均54.4%のフィールドゴールで21.4得点、8.9リバウンド、1.4ブロックを記録。フランチャイズ史上7位の得点数(11,035)、5位の平均得点(21.4)、3位のリバウンド数(4,613)、5位のブロック数(722)を誇る。2006-2007シーズンのファーストチームを含め、オールNBAに4度、オールスターに5度選出され、2002-2003シーズンにはNBAルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
マリオンの31番とスタウダマイアーの32番は、アルバン・アダムス(33番)、チャールズ・バークレー(34番)、トム・チェンバース(24番)、ウォルター・デイビス(6番)、コニー・ホーキンス(42番)、ケビン・ジョンソン(7番)、ダン・マーリー(9番)、スティーブ・ナッシュ(13番)、ディック・バン・アースデール(5番)、ポール・ウェストファル(44番)という歴代の名選手と同じくサンズの永久欠番となる。