「今後は別の席からバスケットボールを楽しもうと思います」
信州ブレイブウォリアーズがアンソニー・マクヘンリーの現役引退を発表した。
アメリカ出身、40歳のマクヘンリーは202cm101kgのパワーフォワード兼センター。ジョージア工科大を卒業後、イギリスでキャリアをスタートさせると、アメリカでプレーした翌年の2008年に琉球ゴールデンキングス(bjリーグ)に加入した。琉球には2016-17シーズンまで在籍し、ファイナルズMVPやレギュラーシーズンMVP、ベスト5など数多くの賞を受賞し、クラブの躍進に大きく貢献した。2017-18シーズンに移籍した信州ではB1昇格の立役者となるなど、常に中心選手として活躍。今シーズンは出場した54試合中33試合に先発し、平均26.31分のプレータイムで10.8得点、7.2リバウンド、3.5アシスト、1.4スティール、1.2ブロックとオールラウンダーぶりを発揮した。
マクヘンリーはクラブのリリースで以下のコメントを発表している。「色々な可能性を考慮した上で、バスケットボール選手を引退する決断をしました。先ず最初に、私にチャンスを与えてくれた二つのクラブ、琉球ゴールデンキングスと信州ブレイブウォリアーズに感謝します。素晴らしいチームメイトやコーチと共にプレーできたこと、そしてクラブスタッフと共に働けたことは決して忘れません。私だけでなく私の家族が日本で過ごした沢山の時間が、どれだけ私たちの人生にインパクトとをもたらしたかはかり知れません。チームの成功にまだ貢献できるかもしれませんが、プレーから離れる時が来たのだと思い、今後は別の席からバスケットボールを楽しもうと思います!」
「そして、私と私の家族が日本で過ごした時間を支えてくださったブースターの皆さんにもありがとうと伝えたいです。温かく迎え入れてくれただけでなく、沢山のサポートが私たちの心を満たしてくれました。母国の友人や家族から離れていても寂しくなく過ごすことができたのは、日本に滞在中関わってくださった皆さんからの愛情のおかげで感謝の念に堪えません。昔と今のチームメイトやコーチには、私のキャリアだけでなく人生においてもどれだけの影響を与えてくれたか感謝してもしきれません。私も彼らにとって同じような存在であったのであれば幸いです。日本で過ごした全ての時間が私にとって大切な財産でありそれが変わる事はありません。またどこかでお会いしましょう!」