ロブ・ペリンカ

意味深発言のレブロンについても言及「私たちの望みは彼のキャリアが続くこと」

現地23日、レイカーズは今シーズン最後となるチーム会見を実施した。ロブ・ペリンカGMは、前日に行われたナゲッツとのカンファレンスファイナル第4戦に敗れスウィープでのシリーズ敗退が決まった直度、「バスケットボールを続けていくにあたって、考えることはたくさんある」と、今後について意味深な発言をしたレブロン・ジェームズの去就について見解を語っている。

レブロンの契約は2024-25シーズンがプレーヤーオプションと、少なくとも来シーズンはレイカーズの契約下となっている。「もちろん私たちの望みは彼のキャリアが続くこと」とペリンカGMは語ると同時に、レブロンの考えを何よりも尊重する意向を示した。

「コーチと私は近日中にレブロンと話をする予定だ。彼が自身の気持ちを話してくれるのは分かっているし、適切なタイミングでの彼との会話を楽しみにしている。レブロンはこれまで誰よりもバスケットボールに多くのものをもたらしてきた。それを成し遂げた選手はこれからさらにプレーを続けるかどうかを自分で決断できる権利を得ている」

レブロンの去就についてレイカーズができることは、彼の決断を待つことのみで、他の選手に関してはペリンカGMの手腕が問われる。レブロン、アンソニー・デイビス以外の主力を見るとマリク・ビーズリー、ジャレッド・バンダービルトはチームオプションとなっていて、引き留める可能性は高いだろう。ただ、八村塁、オースティン・リーブス、ディアンジェロ・ラッセル、ロニー・ウォーカー四世、デニス・シュルーダーといった面々は、制限付きと無制限の違いはあれどフリーエージェントになる。特に八村、リーブス、ディアンジェロ、バンダービルトはチームの将来を担うヤングコアとも評されており、彼らを維持するかどうかは大きな注目ポイントだ。

この点についてペリンカGMは「私たちの意向は若い選手たちのコアを維持すること」と、今シーズンのプレーオフの躍進を支えた面々との再契約に注力すると語っている。ただ、この発言に現ウィザーズのカイル・クズマがSNSで反応したように、2020-21シーズン終了後にペリンカGMは同様の発言をしながらも、オフになって当時レイカーズの未来を担うと言われていたクズマをラッセル・ウェストブルックとのトレードで放出した過去がある。

果たして今回は有言実行となるのか、それとも噂されるカイリー・アービングの獲得重視で若手を引き留めないのか。どちらの選択を下すのかはオフシーズンの大きな話題となるのは間違いない。