八村塁

レブロン・ジェームズが30得点と奮起、ウォリアーズは持ち前の爆発力を発揮できず

レイカーズは第6戦で122-101とウォリアーズに快勝し、カンファレンスファイナル進出を決めた。

レイカーズはシリーズを戦う中で見いだしたウォリアーズ対策である3ガードをこの試合でも採用。ディアンジェロ・ラッセル、デニス・シュルーダー、オースティン・リーブスが先発に名を連ね、ウォリアーズのスピードとスペーシングに対抗し、ウォリアーズのお株を奪う3ポイントシュート攻勢で先手を取った。

そして、レブロン・ジェームズがこの大一番に本領を発揮する。いつも以上に気合いの入った『キング』は攻守両面でエナジーを発揮してチームを引っ張り、ウォリアーズの爆発力を発揮させずにリードを広げていく。

第3クォーター途中、ドレイモンド・グリーンと衝突したシュルーダーが退場となるアクシデントもあったが、ここでレイカーズはペースを落として落ち着くのではなく、さらにハッスルしてウォリアーズを飲み込んでいく。

ウォリアーズはオフェンスに本来のリズムが出ず、エースのステフィン・カリーが自分のタイミングでシュートを打てない。カリーは32得点を奪ったものの、フィールドゴール28本中11本、3ポイントシュート14本中4本成功と確率が上がらず、ディフェンスで狙い撃ちにされて疲弊し、オフェンスに転じてもリズムに乗れず苦戦するシーンが目立った。カリー以外の選手もクレイ・トンプソンが8得点、ジョーダン・プールが7得点と不発。残り4分を切り、94-116と大差が付いたところでウォリアーズは主力を下げた。

八村塁はレブロンに続く2番手として起用され、セカンドユニットとしては最も長い16分のプレータイムを得た。前半はほとんどインパクトを残せなかったものの、シュルーダーの退場後にレイカーズが3ガードをあきらめたことで出番がやってくると、豪快なブロックショット、速攻に走ってレブロンのアシストを受けてのスラムダンク、ゴール下でミスマッチを突いてのフリースロー獲得と、大事な試合終盤に勝利を引き寄せる力強いプレーを披露。9得点3リバウンド2ブロックを記録している。

これでレイカーズはカンファレンスファイナルに進出。ナゲッツと対戦することになった。