マービン・バグリー三世

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キングスはドンチッチではなくバグリー三世を指名

キングス指揮官のデイビッド・イェーガーが、マーベリックス新人のルカ・ドンチッチに関する発言内容について釈明した。

イェーガーは、12月16日のキングス戦で28得点を記録したドンチッチについて「(ドラフト前に)彼の限界を疑うような意見があったが、私には彼の限界は見えない。それは我々にとって不運だった。しかし、彼はマブス、そしてリーグにとって素晴らしい選手だ」とコメント。聞き方によっては、今年のドラフトで全体2位指名権を保持していたチームがドンチッチを指名しなかったことを批判しているようにも受け取れる。イェーガーは、この発言について、17日のティンバーウルブズ戦前にメディアの取材に応じ、「私は、他チームの選手についてポジティブな発言をしようとしただけ」と説明。そして「誰かを暗に批判したわけではない」と続けた。

結果的に、キングスはデューク大学出身のマービン・バグリー三世を指名した。バグリー三世は、左ひざの打撲により欠場中だが、今シーズンは26試合に出場して平均12.7得点、6.1リバウンド、1.0ブロックを記録している。イェーガーは、ドンチッチに関する発言を釈明後、2017年のドラフト全体5位で指名したディアロン・フォックスとバグリー三世を「次世代のラッセル・ウェストブルック とケビン・デュラント」と称賛した。

「今年のドラフトでマービンを指名した時、我々はクレージーなほどに喜び、ハイタッチをして興奮した。チームが進むべき方向にとって正しい選手を指名したんだ。3日後に結果を残すためではなく、今後5年先を見据えた話だ。我々のチームには、次世代のデュラントとウェストブルックがいる。彼らは、それだけの選手になれる。2人ともオールスターに選出され、我々はプレーオフで勝ち上がれるようになるだろう。私も、その時が来るのを楽しみにしている。チームの現状に満足しているからね」

キングスは若手主体のチームながら、西カンファレンス7位に躍進している。激戦区の西でどこまで戦えるかは分からないが、2年目のフォックスが引き続きチームを引っ張って行ければ、8位争いに絡み、13年ぶりのプレーオフ進出も見えてくる。

指揮官の思わぬ発言で注目されることになったバグリー三世だが、復帰後はドンチッチに負けないパフォーマンスを披露してもらいたい。