写真=Getty Images
批判が間違いだと証明するため、全試合出場を目指す
ニックスのクリスタプス・ポルジンギスの才能はデビュー以来ずっと評価され続けているが、しかし、フィジカルの強さという点に関しては、まだまだ屈強なNBA選手たちの中では決してトップクラスとは言えない。
年間82試合という長丁場を戦えるだけの身体の強さが備わっていないのではないか、という批判を耳にしたからなのだろう。本人は『ESPN』に、今シーズンの目標として全82試合出場を掲げた。
「82試合に出場できることを証明したい。身体を回復させることに集中して、全試合に出場できるようコンディションを整えている。NBAで長くプレーしたいと思っているからこそ、82試合出場がどのくらい過酷かを体験することは重要なんだ」
ポルジンギスは12月22日のマジック戦でニコラ・ヴチェビッチと接触、ヒザとヒザがぶつかり打撲を負った。25日にはセルティックスとのクリスマスゲームが本拠地マディソン・スクエア・ガーデンで行なわれるが、本人は『ESPN』に「試合には出場できる」と語っている。
本来であれば再発や悪化防止のため用心しても不思議ではないが、NBA選手であれば痛みと戦いながら年間のスケジュールをこなしていく『調整力』が求められる。フィジカルの弱さに関する批判が間違いであると証明するには、82試合をこなせる耐久力があることを結果で示す以外にない。