ヨキッチがトリプル・ダブルを達成し、勝利の立役者に

現地4月25日、ナゲッツ(西カンファレンス1位)とティンバーウルブズ(同8位)のプレーオフファーストラウンド第5戦が行われた。

シリーズ成績3勝1敗で第5戦を迎えたナゲッツは、第1クォーターこそウルブズの11-2のランを受けてビハインドを背負ったが、第2クォーターに入ると、ウルブズの3ポイントシュートを9本中1本成功に抑え込む好守を見せる。また、このクォーターだけで12得点を挙げたジャマール・マレーを中心に得点を重ね、48-47とリードしてハーフタイムを迎える。

第3クォーター、ナゲッツは絶好調のマレーが開始早々にバスケット・カウントに成功し好スタートを切る。ウルブズもルディ・ゴベアの得点で反撃し一進一退の展開となり、クォーター残り5分にマイク・コンリーのフリースローで5点ビハインドを背負ったが、ニコラ・ヨキッチが得点とアシストで存在感を発揮し、すぐさまイーブンに。残り1分にはヨキッチの10アシスト目となるパスからマレーが3ポイントシュートを沈め、同点で最終クォーターへ突入した。

第4クォーターに入ると、マレーが最初のポゼッションで3ポイントシュートを沈めてナゲッツが前に出るも、ウルブズもゴベアのダンクやカールアンソニー・タウンズのレイアップなどペイントタッチからの得点を増やしたことで再び一進一退の攻防に。膠着状態が続く中、残り1分半から30秒までの1分間でヨキッチがフリースロー3本成功を含む7得点を成功させて5点差とし、残り2秒に獲得したフリースローもヨキッチがきっちり沈めて112-109でナゲッツが勝利。シリーズ戦績を4勝1敗とし、カンファレンスセミファイナルへ駒を進めた。

激しいシーソーゲームを制したナゲッツは、41分出場したマレーがゲームハイとなる35得点をマーク。また、終盤の勝負強さが光ったヨキッチは、28得点17リバウンド12アシストでトリプル・ダブルを達成した。ウルブズは、アンソニー・エドワーズとタウンズが揃って20得点オーバーをマークするなど気を吐いたが、あと一歩及ばなかった。

ファーストラウンドを突破したナゲッツは、カンファレンスセミファイナルでサンズと対戦する。