テイタムが絶賛「彼がゴール下にアタックすると僕たちはより良いチームになれる」
セルティックスがプレーオフファーストラウンド第2戦でホークスと激突。チームハイの29得点を挙げたジェイソン・テイタムに次ぐ、26得点を挙げたデリック・ホワイトが第4クォーターだけで14得点を固めたこともあり119-106で勝利した。これでセルティックスはシリーズ通算2勝0敗としている。
試合の出だし、セルティックスはホークスのディアンドレ・ハンターを止められず9-19と先制パンチを食らってしまう。だが、ここからロバート・ウィリアムズ3世の連続得点で盛り返すと、第2クォーターにはエースのテイタムがこのクォーターだけで14得点とオフェンスを牽引して逆転。また、残り5分から約3分間に渡って無失点に抑えるなどディフェンスも機能したことで、61-49と2桁のリードを奪って前半を終える。
後半に入ってもセルティックスの流れは続く。攻守でホークスを圧倒し、第3クォーター残り6分にはアル・ホーフォードの3ポイントシュートで、79-59と一気に突き放した。このまま一気に押し切りたいセルティックスだったが、この日29得点のデジャンテ・マレーに3ポイントシュートにドライブと持ち前の得点力を発揮されてしまい、リードは9点と半減してクォーターを終えた。
第4クォーターに入っても、トレイ・ヤングやボグダン・ボグダノビッチにタフショットを決められ嫌な流れは続く。しかし、セルティックスは要所でホワイト、テイタムらが得点し、常に3ポゼッション以上のリードを保った。また、このクォーターで相手フィールドゴールを24本中9本成功に抑え込んだように、守備の強度を高めることで徐々に自分たちのペースに持ち込むと、残り5分以降は2桁リードを保つ危なげない試合運びで逃げ切った。
テイタムはチームトップの29得点を挙げたが、自身のプレーよりもホワイトの活躍を賞賛した。「僕たちはDホワイトが自分を主張し、受け身ではなくアグレッシブなプレーをする時によりダイナミックなチームになれる。この2試合、彼はアグレッシブに正しいプレーをした。他の選手が攻めるのを待つのではなく、彼がゴール下にアタックすると僕たちはより良いチームになれるんだ」
テイタムが語るように、ホワイトは第1戦でも24得点7アシストを挙げ、112-99の勝利に大きく貢献している。そしてホワイト本人は自身の活躍について、テイタムとジェイレン・ブラウンの2人がいるからこそと強調した。「2人が相手ディフェンスの注意をたくさん引きつけてくれる。そのおかげで僕はオープンになれる。チャンスが来たら僕はアタックしないといけない。これが僕のやっていることだよ」
プレーオフでは、レギュラーシーズン以上に相手は得点源を徹底マークしてくるもの。だからこそ脇役がどこまでステップアップできるかが大きな鍵を握り、ホワイトの活躍はセルティックスの層の厚さを示すモノだった。