リーグ1位の3.0ブロックを記録し、全100票の内、1位票を56票獲得
グリズリーズのジャレン・ジャクソンJr.が今シーズンの最優秀守備選手賞に選出された。23歳214日のジャクソンは、ドワイト・ハワードに次ぐ史上2番目の若さでの受賞となった。
2018年ドラフト全体4位指名でグリズリーズに加入したジャクソンJr.は今シーズン63試合に出場し、平均18.6得点に加え、6.8リバウンド、リーグ1位となる3.0ブロックを記録。211cmのサイズと抜群の跳躍力を兼ね備える彼は、ビッグマンだけでなく、ガードと対峙しても持ち前の機動力でスピードのミスマッチにも対処できる稀有な存在として、西カンファレンス2位の好成績に寄与した。
同賞は全100人のスポーツライターや放送関係者の投票で決められ、1位票が5ポイント、2位が3ポイント、3位が1ポイントで換算される。ジャクソンは1位票を56票集め、合計391ポイントを獲得した。2位はバックスのブルック・ロペスで1位票が31票の309ポイント、3位はキャバリアーズのエバン・モーブリーで1位票が8票の101ポイントとトップ3が3桁ポイントを得ていた。
『ESPN』によると、今シーズンにジャクソンがコートに立っている時間帯でグリズリーズが許した失点は、100ポゼッション換算だとわずか106.6失点のみだという。また、ペイント内で彼が、シュートを打った選手に最も近いディフェンダーだった場合、相手のフィールドゴールは44%で、これはローテーションプレーヤーの中で最も相手を抑えた数字となっている。
グリズリーズの公式Twitterでは、受賞の喜びを語るジャクソンの様子を投稿。そこで彼はこのように語る。「みんなのサポートに感謝しています。最優秀守備選手賞を受賞して最高の気分です。ただ、今は(レイカーズとのプレーオフ)第2戦のことしか考えていないです」
レイカーズとの初戦、グリズリーズは112-128とディフェンスが崩れて敗れてしまった。巻き返しには守備の立て直しが不可欠で、その中心となるのがジャクソンJr.であることは間違いない。