カイル・アンダーソンに殴りかかり、試合途中で帰宅を命じられる
ティンバーウルブズはルディ・ゴベアを1試合の出場停止処分とすることを発表した。これでプレーイン・トーナメント初戦となるレイカーズ戦は欠場となり、チームにも帯同しないという。
レギュラーシーズン最終戦となるペリカンズ戦の第2クォーター途中のタイムアウト時、ゴベアはチームメートのカイル・アンダーソンともっと激しくディフェンスに行くべきと口論に。気持ちが昂った結果、ゴベアはアンダーソンに殴りかかり、チームからは帰宅するように命じられ、後半はプレーしなかった。
その後、ゴベアは自身の行為についてSNSで謝罪した。また、アンダーソンも「僕たちは試合に勝ちたいだけだ。誰かが僕につかみかかるのは初めてじゃない」と問題視せず、今後もゴベアとは一緒にうまくやっていけると続けた。チーム分裂という最悪の状況は避けられたが、それでもチームの規律を保つためにはゴベアの行動にお咎めなしという選択は無理だった。ウルブズとしては苦渋の決断となるが、負けたらシーズン終了となる一発勝負のプレーイン・トーナメントと言えども出場停止の決断を下した。また、ペリカンズ戦の試合途中、ベンチに下げられた際にフラストレーションから壁にパンチをして右手を骨折したジェイデン・マクダニエルズもレイカーズ戦を欠場する。
今オフ、ティンバーウルブズはリーグ上位へ進出するため、多くの代償を支払ってゴベアを獲得したが、カール・アンソニー・タウンズの長期離脱という大きなマイナスがあったにせよ、昨シーズンの46勝40敗を下回る42勝40敗でレギュラーシーズンを終えた。3月下旬にタウンズが復帰し、ようやくメンバーが揃ったところだったが、今回のゴベア、マクダニエルズの愚行によって、プレーイン・トーナメントの初戦は先発2人を欠く絶体絶命の状況で迎えることになった。