後半はガベージタイムのみの出場に留まる
渡邊雄太が所属するネッツがアウェーでマジックと対戦した。
1点リードの第1クォーター残り1分49秒、渡邊に早速出番が訪れたが、コーナースリーを決め切れず、フランツ・バグナーにドライブから得点を奪われるなど存在感を見せることができない。
それでも、そのまま出場した第2クォーターではルーズボールにダイブするなど、ハッスルプレーでチームを盛り立てる。開始3分にはディフェンスリバウンド奪取からボールをプッシュし、軽快なステップでディフェンスを翻弄してそのままフローター気味のシュートを沈めた。ここまで拮抗した展開が続いたが、渡邊が残り約6分にドリアン・フィニースミスと交代してから、ネッツは1分間に0-7と走られたこともあり前半を51-60で終えた。
後半に入ってもネッツはなかなかリズムをつかむことができない。ゲームハイの44得点を挙げたミケル・ブリッジズがこのクォーターでも12得点と一人気を吐いたが、他の選手の得点が伸びず、ディフェンスもマジックのバランスアタックを止められずにビハインドは18点に広がった。打開策を見いだせないまま時間は進み、14点ビハインドと敗戦ムードの残り4分半に渡邊がコートに送り出された。安定したディフェンス力は発揮するも、ボールプッシュからファウルを誘発した場面ではフリースローを2本とも失敗してしまい、ドライブからフィニッシュまで持って行ったシーンではブロックショットに阻まれた。こうして、セカンドユニットも流れを変えることができずに106-119で敗れた。
ネッツはブリッジズが9本中6本の3ポイントシュート、12本すべてのフリースローを成功させて44得点と爆発したが、それに続いたのがキャム・トーマスの18得点、キャメロン・ジョンソンが10得点と課題の得点力不足を露呈した。渡邊は12分のプレータイムで2得点5リバウンド1スティールを記録し、出場時のプラスマイナスは+1を示した。序盤から起用されたものの、後半はガベージタイムのみの出場となり、ローテーション入りへのアピールはこれからも続いていく。