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ヘイワードはオフにコービーと1週間の特訓を行なった

ジャズのゴードン・ヘイワードは、オールスター級の素材と言われながら、実際にはまだ選出されたことがない。ヘイワードといえば、コービー・ブライアントにとってラストゲームとなった2016年4月13日の試合に出場し、ブラックマンバが引退試合で60得点を記録した瞬間を目の当たりにした選手の一人だ。

かつてはマイケル・ジョーダン率いるブルズと激闘を繰り広げたジャズも、今では西カンファレンスの中位クラスに落ち着いてしまっている。ロドニー・フッド、ルディ・ゴベールら才能ある若手も着実に成長している中、チームを引っ張り、核となるべきはヘイワードしかいない。本人もまだ選手として成長の余地があると感じ、今年のオフ、密かにコービーに指導を頼んだことを『ESPN』に明かしている。

ヘイワードがコービーに頼んだのは、ミッドレンジからのオフェンスの指導だった。ブライアントもヘイワードの頼みを聞き入れ、2人はカリフォルニア州のニューポートビーチで1週間のキャンプを行なったという。

ヘイワードはその時の経験を「人生で最高の1週間に数えられる」と形容している。

そして今シーズンのヘイワードは、19試合に出場してキャリアハイの平均22.9得点を記録。NBA入りから年々フィジカルも強化し、身体の芯もぶれない肉体を手にした。平均得点だけではなく、フリースロー成功率も自己ベストとなる87.6%に到達。昨シーズンと比べて足を広く開き、バランスを失わないスタンスを取っていることを改善した要因の一つに挙げている。

コービーの教えを受け、今シーズンはキャリア初のオールスター選手、そして5年ぶりのプレーオフ進出を目指す。

年々フィジカルとともにスタッツを向上させるヘイワード。あとはコービーとのキャンプで特訓したミドルシュートの成果を見せるだけだ。