八村はレイカーズ移籍後最多の16得点をマーク
現地1月30日、ネッツがホームにレイカーズを迎えた一戦で渡邊雄太と八村塁の日本人対決が実現した。ネッツがケビン・デュラントとベン・シモンズ、レイカーズがレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスと、それぞれの主力が欠場する中、八村は出場3試合目にして先発起用された。
試合開始1分、八村はパトリック・ベバリーのレイアップミスを片手で押し込み先制点を決めると、左45度からセス・カリーとの1on1でミドルシュートを沈めるなど、主力がいない中で積極的にシュートを狙っていく。しかし、時間が経つにつれてネッツの強度の高いディフェンスの前にタフショットを強いられ、前半はフィールドゴール9本中3本成功の7得点に終わった。
一方の渡邊は、第1クォーター終盤から続けて出場した第2クォーター開始2分、フローターでバスケット・カウントに成功して波に乗ると、ウェニェン・ゲイブリエルのシュートをブロックしてからアウトサイドシュートを決めるなどロールプレーヤーとして存在感を発揮。前半は3ポイントシュート1本を含むフィールドゴール4本中3本成功で出場時間7分ながら7得点をマークした。
12点差を追いかけるレイカーズは、第3クォーター開始3分に八村のこの日初となる3ポイントシュート成功を含む8-0のランで1ポゼッション差まで迫る。その後、セスから8秒バイオレーションを誘発したデニス・シュルーダーがファウルを受けながらコーナースリーを沈めた。ボーナススローも決める4点プレーで最大19点のビハインドから試合をひっくり返した。
レイカーズの猛攻を受けてビハインドを背負ったネッツは、カイリー・アービングの個人技ですぐさま逆転に成功。それでもラッセル・ウェストブルックのプッシュやピック&ロールを起点としたオフェンスを止められずに一進一退の攻防が続き、ネッツが3点リードで最終クォーターへ突入した。
渡邊はウェストブルックのマークについてプレッシャーをかけると、味方のターンオーバー奪取からファストブレイクに走り、リードを2桁に乗せるゴール下を決めた。その後のネッツは、ウェストブルックの3ポイントシュートや後半になって精度を上げてきた八村のアタックを受けるも、この日ゲームハイとなる26得点を挙げたカイリーが落ち着いて得点し続けて、121-104で勝利した。
八村は28分の出場でレイカーズ移籍後最多となる16得点と4リバウンド1スティールを記録。前半は低調だったが後半に調子を取り戻し、フィールドゴールは13本中6本成功となった。また、渡邊は21分のプレータイムで12得点1リバウンド2ブロックをマーク。プラスマイナスはチーム3番目となる+11となった。