ザイオン復帰前に11月下旬から欠場しているイングラムの出場も視野に

現地1月2日から右ハムストリングの負傷で欠場しているペリカンズのザイオン・ウイリアムソンは、リハビリが進み2週間後に復帰する見通しであることが『ESPN』の取材によって明らかになった。

今シーズンのザイオンは出場した29試合すべてで先発を務め、平均33.0分のプレータイムで26.0得点、7.0リバウンド、4.6アシスト、1.1スティールをマーク。フィールドゴール成功率は60.8%と高確率のシュートと強靭なフィジカルを生かしたインサイドプレーを持ち味にチームのリーディングスコアラーとして活躍していた。

ペリカンズはザイオンの治療は予想通り進んでいると発表しており、これまで以上にハムストリングを強化して、より多くの動きができるようにリハビリを継続していくという。指揮官のウィリー・グリーンは現地24日のナゲッツ戦の前に「治療は彼の状態に合わせて進んでいる。ここからさらに良くなっていくだろう」と、エースの復帰に向けて前向きなコメントを残した。

ザイオンの復帰まで2週間が予定されている中、11月25日から欠場が続くブランドン・イングラムが明日にでも復帰の可能性があることも分かった。今シーズンのイングラムは左足親指のケガによって欠場するまで、15試合に出場して平均32.1分、20.8得点、5.1リバウンド、4.7アシストを記録していた。

イングラムの出場予定日は現地25日のアウェー、ティンバーウルブズ戦となっており、グリーンヘッドコーチはイングラムが万全の状態でプレーできるとは考えていないが、慌てる様子はない。「100%断言することはできないが、我々は間違いなく希望を持っている。(ザイオンとイングラムの)2人のプレーを引き続き観察し、また新しい情報を提供するよ」

現在のペリンカンズは26勝21敗と勝率5割以上を保っているが、ザイオンとイングラムが揃って欠場した15試合は7勝8敗と負け越していた。また、1点差で敗れた本日のナゲッツ戦を含め、直近の13試合では4連敗を含む10個の黒星がついており、ザイオン、イングラム、CJ・マッカラムで形成される『ビッグ3』の復活が待たれる。