有力候補はギャリー・トレントJr.か?
ペリカンズのCJ・マッカラムが自身のトーク番組『The CJ McCollum Show』で、ラプラーズがトレードを行うと予想している。番組内でここまでリーグ下位(20勝24敗、東カンファレンス11位)に低迷しているラプターズについて聞かれたマッカラムは次のように語った。
「タンパリングになるから話すことはできないけど、今の状況を幸せに感じていない選手がいるとの噂がある。ある時点で、彼らは誰かを移籍させることになると思う」
そして、ラプターズには能力が高く、他のチームにとっても魅力的な選手が多いと評価するからこそ、トレードが起こる可能性が高いと見ている。「彼らはシーズンを通して苦労している。タレントが豊富すぎる面もあり、何かを変える必要がある。他のチームでもインパクトを与えることができ、移籍することでおそらく今より大きな役割を担うことができる優れた選手を多く抱えているんだ」
先日、『NBAインサイダー』のマーク・ステイン記者は、ラプターズの放出要員としてギャリー・トレントJr.を有力候補に挙げた。2020-21シーズン途中にトレードでトレイルブレイザーズから加入し、明日に24歳を迎えるトレントJr.は、昨シーズンに70試合出場し平均18.3得点をマークし、今シーズンもここまで平均18.2得点を挙げている。
現在は3年契約の2年目で来シーズンの年俸は1,856万ドル(約23億9,000万円)となるが、シーズン終了後にプレーヤーオプションを行使しFAになることができる。ただ、新契約では1年平均2,000万ドル(約25億7,500万円)以上を求めていると予想されていて、ラプターズがこの金額を支払うのは難しいという見解だ。
マッカラムは選手会の会長という要職に就いており、具体名こそ避けているものの他チームの状況について言及することを否定的にとらえる声もあるかもしれない。ただ、こうやって選手がそれぞれの意見を自由に発信するからこそ、ファンはよりNBAに興味を惹きつけられる側面もある。今後も彼の忖度ない意見を聞かせてほしい。