スピードを保ちつつノーミスでクリアし20.9秒

『ドットエスティ B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITO』のDAY1に『G-SHOCK スキルズチャレンジ』が行われた。

トップバッターは平尾充庸(茨城ロボッツ)。地元の応援を力にしスムーズにこなしていったものの、3ポイントシュートを4本連続で外してしまい、37.8秒という結果に。唯一U18チームからの選出となった須藤春輝(琉球ゴールデンキングスU18)もラストの3ポイントシュートに手を焼き、33.8秒で競技を終えた。

そして、3番手は事前の優勝予想で1位に輝いた河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)。「精度よりもスピードで勝ちたい」と語ったように、高速でクリアしていくと、最後の3ポイントシュートも一発で沈めるパーフェクトを達成。20.9秒という好タイムを出し、暫定1位に。

「河村の後で緊張する」と苦笑いを浮かべたキーファー・ラベナは、最初のパスコーナーでミスしてしまい、29.8秒とタイムが伸びず。そして、次の藤井祐眞(川崎ブレイブサンダース)は「勝てないんじゃないですかね?」とハードルを下げつつも、スピードに乗ったプレーを披露。それでも、パスを一度ミスし、3ポイントシュートも1本目を外したことで河村のタイムを超えることができず25.5秒という結果に。

そして、優勝候補の一角である富樫勇樹(千葉ジェッツ)は「パスを枠に入れて、シュートもリングに入れるだけなので」との強気な発言通り、スピーディーにクリアしていく。ノーミスで迎えた3ポイントシュートの場面、決まれば河村とほぼ同タイムという状況だったが、2本連続で外してしまい24.9秒に終わった。

そして、前回王者の多嶋朝飛(茨城ロボッツ)は「大人の全速力を見せます」との言葉通り飛ばしていったが、最初のパスのコーナーを4連続でミスしてしまい28.5秒で競技を終えた。

文字通りの完璧なパフォーマンスを見せた河村が初出場で優勝に輝いた。そして、20.9秒は歴代最速タイムとなった。