ラジョン・ロンド

写真=Getty Images

骨折から10日あまり、右手を使った練習を再開

レイカーズの司令塔が、負傷から順調に回復している。11月26日、レイカーズは、右手を骨折したラジョン・ロンドにコンタクトなしの練習許可が下りたことを発表した。

11月14日のトレイルブレイザーズ戦で手を骨折したロンドは、復帰まで4~6週間を要すると診断された。復帰時期は予定通りのようだが、骨折してから2週間も経たないうちに右手を使っての練習を再開できるまでに回復したのは驚きだ。

幸い、チームはロンド欠場後の5試合で3勝2敗を記録し、現在11勝8敗で西カンファレンス7位につけている。早くも混戦状態となっている西で油断は禁物だが、開幕後に波に乗れていなかった時期の課題だったディフェンスも改善され、チームケミストリーの骨組みも完成しつつある。

ロンドは、プレーができなくても言葉だけでリーダーシップを発揮できる稀有な存在だ。欠場中もチームのためにできることをやっている。指揮官ルーク・ウォルトンから許可を得て、『臨時コーチ』としてチームを鼓舞する以外にも、戦術ボードを持ってベンチに陣取り、試合中にもコーチだけの話し合いに加わる姿も見られた。

あと数週間は引き続き『コーチ・ロンド』としてチームに檄を飛ばす予定だが、コート上の指揮官としての活動再開に向け、これからギアを上げていく。