ビールが復帰も後半戦は出場せず
現地1月3日、ウィザーズがアウェーでバックスと対戦。2日前の対戦ではヤニス・アデトクンボが欠場し、ベンチから26得点を挙げた八村塁の活躍で快勝したが、この試合では復帰したアデトクンボに55得点を奪われ113-123で敗れた。
途中出場の八村は第1クォーター残り1分半に、トランジションからアウトナンバーとなり、ノーマークのコーナースリーを確実に沈める。第2クォーター序盤には、クローズアウトのシチュエーションからドライブでブルック・ロペスを冷静にかわし、プルアップを決めた。しかし、その後はシュートタッチに苦しんだ。スクリーンを呼んでプルアップを放ち、ミスマッチの場面ではポストアップをするなど多彩なオフェンススキルでゴールを狙ったが、なかなかシュートが決まらない。また、アデトクンボとのマッチアップでは押し込まれる場面が多く、果敢にショットブロックに飛ぶも失点を抑えられなかった。
その後、最終クォーターもコートに立った八村はオフェンスに絡めない時間が続く中で、ノーマークの3ポイントシュートを確実に沈めて、逆転勝利の望みを残した。それでも、9点ビハインドの残り2分を切った場面では、ファウル覚悟でアデトクンボのパワフルアタックを抑えようとしたが、3点プレーとなるバスケット・カウントを献上してしまい、勝負を決定づけられた。
八村は25分のプレータイムで3本放ったすべての3ポイントシュートを成功させて12得点を挙げたが、2点のフィールドゴールは7本中1本の成功に留まった。また、他の選手と同様にキャリアハイの55得点を許したアデトクンボを止められず、ディフェンス面で違いを生み出すことはできなかった。
ウィザーズはブラッドリー・ビールが復帰するも、左ハムストリングスの痛みにより後半は出場せず8得点に終わり、連勝が5でストップ。ゲーム差はないながらも、ブルズとラプターズを勝率で上回り17勝22敗で東カンファレンス10位につけている。