ケビン・デュラント

写真=Getty Images

東海岸での5連戦中にカリーが復帰する可能性も

前日トレイルブレイザーズに勝って連敗を4で止めた王者ウォリアーズは、24日にホームでキングスを117-116で下し、約3週間ぶりとなる連勝を記録した。

ステフィン・カリー(内転筋)、ドレイモンド・グリーン(つま先)の欠場中にスランプに陥ったウォリアーズは、目先の1勝を何よりも重視している。たとえ勝ち方が美しくなくとも、クレイ・トンプソンは「関係ない」と言う。

キングス戦の決勝点になったのは、トンプソンが第4クォーター残り5.8秒に押し込んだレイアップだった。左ウィングからドライブを仕掛けたトンプソンが放ったフローターは、ウィリー・コーリー・スタインにブロックされたものの、自らオフェンスリバウンドを奪いボールをフープにねじ込んで、ウォリアーズが117-116で逆転。1点を守り抜き、今シーズン14勝目(7敗)をあげた。

泥臭くリバウンドを掴んだトンプソンは「どういう形だろうと、決勝点を決められればそれでいい。無様な形であったって関係ない」と語った。

シーズンハイの44得点に加えて13リバウンド7アシストの大活躍だったデュラントは、カリーとグリーン欠場の大きさを「彼ら抜きでは快適にやれない」と表現したものの、無い物ねだりをするわけにいかないことも理解している。

「それでも、コートに出ている一人一人が、効果的なプレーをする方法を見出そうとしている。コーチ(スティーブ・カー)も、ラインナップを変えたり、選手個人が良い結果を残せるポジションに配置してくれたりしている。ステフの30得点がないのだから、必要な時には何よりも守備に頼ろうとしているよ」

そのデュラントを、カーは称賛。「クレイと共に、重い責任を引き受けてくれている。彼らがオフェンスを引っ張ってくれている。ケビンは素晴らしかった。終盤に苦しい時間帯があった時、彼がチームを救ってくれた」

ウォリアーズは、26日にホームでマジックと対戦後、東海岸でのロード5連戦という日程をこなす。先日、高速道路を走行中に交通事故に巻き込まれたカリーだったが、幸いにも無傷で済んだ。カーは、カリーの状態に問題がないこと、そして実戦形式の練習を再開させたことを明かしているため、全てが順調に行けば、次の遠征中にカリーが復帰する可能性もある。

エースが帰ってくるまでの間、デュラントとトンプソンが、引き続きウォリアーズは引っ張っていく。