ダニーロ・ガリナーリ

写真=Getty Images

NBAキャリア10年でフリースロー成功率86.8%

11月23日、クリッパーズが延長戦の末にグリズリーズを112-107で下した試合後、20得点9リバウンドで勝利に貢献したダニーロ・ガリナーリが、興味深いコメントを残した。

ガリナーリは、3点差(95-98)で迎えた第4クォーター残り1.6秒に3ポイントシュートを放った際にマルク・ガソルのファウルを誘い、3本のフリースローを獲得。1本もミスできない重圧の中、ガリナーリは落ち着いて3本を成功させてオーバータイムに持ち込み、クリッパーズが接戦をモノにした。

試合終了後コートでインタビューを受けたガリナーリは、プレッシャーがかかる場面でのフリースローについて聞かれると、「フリースローはメンタルが重要なんだ。自分とバスケットしかないわけでね。自分は、フリースローラインに立つ時、バスケットと良い関係を築けている。これからも、その関係を持続させたい」と語った。

今シーズンのガリナーリは、チーム3位のフリースロー試投数(5.5)で、成功率は95%を記録。もともとフリースローは得意で、NBAキャリア10年で86.8%という高い成功率を残している。

チーム1位のフリースロー試投数(5.9)を記録し、94%の成功率をマークしているルー・ウィリアムズは、試合後、ガリナーリのフリースローについて「楽な気持ちで見ていたよ。彼は、トップクラスのフリースローシューターだからね」と語った。

シーズン前の予想では、プレーオフ進出がギリギリと言われたクリッパーズだが、現在12勝6敗で西カンファレンス2位に躍進している。『バスケットと良い関係』の間は、決して試合終盤にガリナーリをフリースローラインに立たせてはいけない。