ミロシュ・テオドシッチ

写真=Getty Images

クリッパーズでの出場時間に不満か

クリッパーズのポイントガード、ミロシュ・テオドシッチが今季中のヨーロッパ復帰の可能性を示唆した。

このオフにプレーヤーオプションを行使してクリッパーズ残留を決めたテオドシッチは、『Glas Amerike』に「ここにい続けることはない。ヨーロッパでの方が楽しくやれるからね」とコメント。「間違いなくヨーロッパに戻るよ。それが今季中か、それともシーズン終了になるかは分からない」と、続けた。

30歳でNBA挑戦を決意したテオドシッチは、昨シーズンはケガの影響で45試合にしか出場できなかったものの、平均9.5得点、4.6アシスト、3ポイントシュート成功率37.9%という成績を残した。スタッツ以上に勝敗に与える影響も大きく、彼が出場した45試合でクリッパーズは29勝16敗という戦績を残した。また、欧州で名を馳せた司令塔のパスセンスは惚れ惚れするほどで、魅了されたNBAファンも多いはずだ。

2年目の今シーズンもクリッパーズのプレーメーカーとして期待されたが、昨シーズンは1試合25.2分だったプレータイムが10.3分まで激減。本人のモチベーションも低下したと考えられる。

今後クリッパーズと契約バイアウトについて話し合うようになるかは定かではないが、もしシーズン中にフリーエージェントになれば、欧州のチームを含め、複数の球団からオファーが届くことは確実だろう。欧州屈指のポイントガードの決断に、注目したい。