前半から大量リードを奪う余裕の展開で4連勝、貯金を今シーズン初の2桁に

キャバリアーズはホームでジャズと対戦。エースのドノバン・ミッチェルにとって昨シーズンまで在籍していた古巣との初対決となった一戦は、キャバリアーズがすべてのクォーターをリードする盤石の試合運びで122-99と快勝した。これで4連勝のキャバリアーズは21勝11敗とし、貯金を今シーズン初の2桁に乗せている。そして注目のミッチェルは大量リードにより第4クォーターは温存される中、22分38秒の出場でフィールドゴール12本中8本成功の23得点と、さすがのプレーで勝利に貢献した。

立ち上がり、キャバリアーズはミッチェルが第1クォーターだけでいきなり11得点を挙げると、ダリアス・ガーランドも8得点とガードコンビの活躍で29-21と先手を取る。これでリズムをつかんだキャバリアーズは、第2クォーターではフィールドゴール18本中13本成功と高確率でシュートを沈めると、守っては相手のフィールドゴールを22本中7本成功に抑え込むなど攻守でジャズを圧倒。リードを18点に広げて前半を終えると、その後はジャズを今シーズン最低となるフィールドゴール成功率39.1%に抑えたように、最後まで強度の高いディフェンスを継続することで付け入る隙を与えなかった。

2017年のドラフト全体13位でジャズに指名されたミッチェルは1年目から平均20.5得点を挙げると、右肩上がりに得点力を伸ばしリーグを代表するスコアラーに成長した。昨シーズン終了後、チームの刷新を決断した球団首脳陣の方針によりトレードでキャバリアーズに移籍したミッチェルは、5シーズン在籍した思い入れのある古巣との初対決を「奇妙な感じがした。ただ、楽しかったよ」と振り返った。

さらに攻守ともに申し分のないプレーができたと振り返っている。「チームとしてたくさんの良いことができた。良いシュートを打てたし、シュート確率が良く得点能力が高い相手を100失点以下に抑えた。自分たちがやりたいと言っていた多くのことを実行できた」

そして、まだ加入してから数カ月しか経っていないが、クリーブランドについて「とても快適だ」と居心地の良さを語る。「(キャブズに加入したばかりだけど)数年に渡って、このチームの一員でいるような感じがしている。街、ファン、チームのみんなが両手を広げて歓迎してくれた。スムーズにチームにフィットできていると思うよ」

ミッチェルも強調する地元の熱狂的なサポートも大きな力となり、キャバリアーズはここまでホームで15勝2敗と圧倒的な強さを誇っている。東カンファレンス首位のバックスを迎え撃つ次戦のホームゲームでもこの勢いを継続できるか注目だ。