文・写真=古後登志夫

興南高校の井上公男監督がキーマンとして挙げた島尻玲央(右)と平良陽汰(左)。バスケが身近にある沖縄の環境で生まれ育った2人は、沖縄らしいバスケットでウインターカップ優勝を目指す。

島尻玲央「最後の大会で活躍して優勝したい」

──去年の夏にはU-16代表に招集されました。どんな経験をしましたか?

去年の夏に選ばれて、11月にU-16のアジア選手権がありました。中国とかアジアの選手がとても大きかったのが印象に残っています。自分はあまり試合に出れなかったので、チームに帰って全国大会で活躍できるよう練習に励みました。

──この時のチームメートが今回のウインターカップにも出てきます。ライバルとして意識している選手はいますか?

大濠(福岡県)の西田優大君です。海外の選手にも負けないぐらいシュート力がありました。九州大会でも対戦したことがないので、全国大会でやってみたいです。

──ではウインターカップでの目標は、打倒・大濠?

インターハイでは東山(京都府)に負けています。キャプテンの岡田侑大選手と、留学生のパトリック選手の2人だけにやられた感じでした。自分は1回戦で足が折れてしまってプレーできなくて、とても悔しかったです。今回は3回戦まで行くと東山と多分当たるので、そこで東山に勝ちたいです。

──沖縄は子供の頃からバスケが身近にあると言われているけど、島尻選手もそうでしたか?

小さい頃からやっていました。家の近くにリングがあったので。でも、バスケを本格的にやるようになったのは中学からです。スイミングもやっていたので、小学校ではあまりバスケはやっていなかったです。

──プロで目標にしている選手はいますか?

アメリカで活躍している渡邊雄太選手です。身長があるのにハンドリングもうまいので、あこがれます。

──将来の目標は?

A代表に入れるような選手になりたいです!

──最後にウインターカップへの意気込みを聞かせてください。

僕は全国ではあまり結果を残せていないので、最後の大会で活躍してチームに貢献したいです。さっきも言いましたが、東山に勝って優勝したいです。

平良陽汰「機動力を生かして頭の良いバスケットを」

──先月にU-18日本代表のエントリーキャンプに参加しました。良い経験になりましたか?

はい、代表の合宿に参加したのは初めてで、U-18に呼ばれた選手で自分が一番小さかったのですが、大きな選手にもそこまでブロックされることなくいろいろ攻めることができました。沖縄では大きい相手がそれほどいないので、良い経験になったと思います。

スピードを生かしてのピックとかは沖縄らしいバスケットだと思います。リング下でのパスは内地ではあまりやらないプレーなので、自分がちょっとやっただけで「沖縄だな」みたいな感じでした。ウインターカップでもそういうプレーは結構使えるんじゃないかと思います。

──『沖縄のバスケット』というのはどんなものですか?

ドライブとパスで相手を翻弄して、ノーマークでシュートを打つイメージです。スピードはチームの一番の強みです。予選も速攻速攻で勝ち進みました。

──ところで、家の近所にリングはありましたか?

ありました。おばあちゃんの家にリングがあって、小学生の頃からそこでずっとバスケをやっていました。

──島尻選手は東山に強いリベンジの意識を持っていたようですが、平良選手はどうですか?

意識しています。インターハイでは練習中にひざをケガして出場できなくて、ずっとスタンドから見ているだけで悔しかったです。今の3年生にとっては、1年も2年も負けてきて最後のインターハイだったので。あとは福岡第一にも2回やって2回とも接戦で負けているので、ウインターカップで勝ちたいです。大濠にも中学の先輩、渡嘉敷直輝選手がいるので負けたくないです。

──ウインターカップへの抱負をお願いします。

自分にとっては今回のウインターカップが初の全国大会になります。そして3年生と一緒にやる最後の大会なので、1回戦から沖縄のバスケットをして絶対に勝ちたいです。みんなオールラウンダーなので機動力を生かして頭の良いバスケットをして優勝したいです。