ケビン・デュラント

写真=Getty Images

「ドレイは普段からクレージーなことを言う」

先週のクリッパーズ戦でケビン・デュラントとドレイモンド・グリーンが激しい口論になったことで、ウォリアーズのケミストリーに綻びが生じた可能性が危惧された。また、今シーズン終了後にフリーエージェントになる権利を持つデュラントの退団に繋がる、とも指摘された。しかし、当事者であるデュラントは、そうした見方を否定している。

「(去就に影響する原因には)ならない。自分はボールプレーヤーであって、最高の環境でバスケットボールをプレーしようとしているだけ。自分の技術を日々仕上げようとしているだけ。試合が始まれば、競い合うだけ。試合が始まれば、チームメートと上手くやれるし、自分自身でいられる」と、『Yahoo Sports』に語ったデュラントは、グリーンとの件から気持ちを切り替えているとも主張した。

「問題だと思ったことは一度だってない。ドレイ(グリーンの愛称)は普段からクレージーなことを言うからね。色々と騒ぎ立てたのは外部の人間。それに答えないといけなくなってしまった」

「確かに腹が立った。でも、その気持ちを抱えたままでいられないことは分かっていた。ずっと苛立って、コートでのプレーに影響を及ぼすようにするかどうかは、自分次第だった。大人として対応する必要があった。何があっても、毎日練習しないといけないわけだからね。とにかくみんながベストな対応をしてくれている。自然に上手く行く。自分たちは前に進もうとしているんだ」

その後2人は話し合い、先週の一件から気持ちを切り替え、共に前に進むことを決めた。本人が騒動後に初めてメディアに心境を語ったことで、事態は収束に向かうだろう。あとは、8連勝後の7試合で2勝5敗とブレーキがかかってしまった戦績を正し、エースのステフィン・カリーが復帰する日を待つだけだ。