ゾーンの弱点を突きオフェンスリバウンドで圧倒した広島ドラゴンフライズ、名古屋Dとの同率対決を1点差で制す

ゾーンの弱点を突きオフェンスリバウンドで圧倒した広島ドラゴンフライズ、名古屋Dとの同率対決を1点差で制す

2022/12/15 12:45
広島ドラゴンフライズ

決勝点もセカンドチャンスポイントから

広島ドラゴンフライズがホームに名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎えた一戦は、名古屋Dのゾーンディフェンスに苦しんだものの、オフェンスリバウンドで圧倒し32点ものセカンドチャンスポイントを積み上げた広島が80-79の接戦を制した。

名古屋Dはスコット・エサトン、レイ・パークスジュニアの2人が欠場し外国籍選手2名での戦いを強いられ、さらに張本天傑も試合に出れず8人でのローテーションとなった。そのため、広島が有利に試合を運ぶかに思われたが、名古屋Dのゾーンディフェンスにリズムを崩されたことで得点が伸び悩み、31-36とビハインドを背負って前半を折り返した。

それでも、後半に入ると徐々にゾーンを攻略し始めた広島のペースに。前半から絶好調だったオフェンスリバウンドで違いを作ると、前半は精度を欠いた長距離砲が炸裂する。寺嶋良が3本、辻直人と朝山正悟がそれぞれ2本の3ポイントシュートを沈め、11本中7本(63.6%)と高確率で3ポイントシュートを成功させたことで32-20のビッグクォーターを作った。

流れに乗った広島は最終クォーター開始早々にケリー・ブラックシアー・ジュニアがセカンドチャンスから3点プレーとなるバスケット・カウントを奪い、リードを2桁に乗せた。このまま、リードを拡大したいところだったが、軽率なファウルが増え、開始3分でチームファウルが5に達してしまう。そして、ここからディフェンスの強度が下がると、このクォーターだけで15得点を許した齋藤拓実を筆頭とした名古屋Dの反撃を受け、残り3分半に逆転された。ここから互いに決定打を欠き守り合いが続いたが、広島は残り18秒にブラックシアー・ジュニアがオフェンスリバウンドをもぎ取り、値千金のセカンドチャンスポイントで80-79と勝ち越した。

直後、エンドからのリスタートの場面で、ドウェイン・エバンスがボールを受ける前に齋藤にファウルを犯し、1本のフリースローを与えてしまう。ここまで9本連続でフリースローを成功させてきた齋藤だったが、決まれば同点となるフリースローをミス。そして、逆転を狙った齋藤の3ポイントシュートが外れ、広島が辛くも逃げ切った。

6本の3ポイントシュートを含むチームハイの23得点を挙げた辻は「相手の主力選手がいない中で苦しい戦いでした。ゾーンディフェンスに対して、有効的な攻め方ができず自分たちのやりたいことができなかった。30分以上苦しめられたが、リバウンドの差で勝つことができたので良かった」と試合を振り返った。

苦しいチーム状況の中でゲームハイの25得点を記録し、接戦に持ち込んだ齋藤はオフェンスリバウンドを敗因に挙げた。「セカンドチャンスから失点を重ねてしまい、主導権を握れませんでした。高さを言い訳にはしたくありませんが、リバウンドもなかなか取れず、終始難しい試合でした」

名古屋Dのゾーンディフェンスは機能していたが、ゾーンの弱点でもあるリバウンドを確保できず、広島に26本のオフェンスリバウンドを奪われ、セカンドチャンスポイントで32点を許すなど諸刃の剣に。同率対決を制した広島は15勝4敗とし、西地区単独2位に浮上した。

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