比江島慎

富樫「空気を読まずに3ポイントシュートを打ちまくろうかなと」

本日、『ドットエスティB.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITO』の概要が発表された。そして、スターティングメンバーに選ばれた10名がオンライン会見に対応し、オールスターへの意気込みを語った。

最多投票を獲得し、『B.WHITE』のキャプテンに選出された比江島慎は、チームメートのジョシュ・スコットとの合同での会見とあって、リラックスした様子で対応した。キャプテンについては「僕が立候補するわけがない」と前置きしながらも、「いろいろ不安な気持ちもありますけど、オールスターという舞台は本当にごくわずかの選手しか出場できない名誉ある舞台だと思うのでしっかり楽しみたいですし、勝利に導けるようにしたいです」と言い、責任感と遊び心を持って臨むようだ。

また、「特別に何かしようとは思ってはいない」と言いつつも、「今シーズンは1回もダンクシュートができていないので、オールスターではそういったプレーもできたら」と、期待を持たせてくれた。

スコットは「1勝でも多くチームにもたらせるように、ということだけをフォーカスしてプレーしています。それをファンの方が見て評価してくださったので、とてもうれしく思います」と2年連続での選出を喜んだ。そして、富樫勇樹との共闘を楽しみにしていることを明かした。「富樫選手は公式戦で対戦して、スイッチで彼を守るのはとても大変なので今回同じチームでプレーできるのはうれしいし、楽しみです」

スコットが名前を挙げた富樫は「普段一緒にプレーすることがない選手が集まってプレーをするので、チームプレーという意味では難しいですが、アリウープなどを見せていけたら」と、サービス精神を忘れていない。そして、良い意味で空気を読まず、10本の3ポイントシュート成功を目標に掲げた。「オールスターでは積極的に行かない日本人選手が多いので、空気を読まずに3ポイントシュートを打ちまくろうかなと。今年は3ポイントシュートを10本ぐらい決められたらいいなと個人的に思っています」

欠場が続きながらも、5大会連続6回目の選出となった金丸晃輔は素直にこの結果に感謝した。「今シーズンはまだ満足に試合に出られていない状況ですけど、その中でたくさんの方が僕に投票してくださって本当にうれしいです。当日までにはなんとか完治させて、みなさんに元気な姿を見せれたらと思います」

また、ディフェンディングチャンピオンとして3ポイントシュートコンテストにも出場するように、金丸の代名詞と言えば高確率な3ポイントシュートだが、ディープスリーの期待を持たせる前向きなコメントをした。「コンテストはコンテストのやり方があって、試合とは全然違う感じなので、会場の雰囲気に飲まれないように淡々といつも通り打っていきたいです。僕はシュートを打つことしかできないので、ダンクで魅せることはできません。できる限り連続でシュートを入れたり、遠くから入れたり、シュートに関して何かで魅せることができたらなと思います」

そして、外国籍選手ながらスターティングメンバーに選出されたドウェイン・エバンスは所属する広島ドラゴンフライズで見せているプレーで会場を盛り上げたいと意気込んだ。「オールスターでは広島でやっている速くて、面白いバスケットをファンの皆さんに見てもらいたいです。選ばれてとても感謝していますし、早くオールスターでプレーしたいです」

また、ダンクコンテストにもエントリーしているエバンスだが「選ばれると思っていなかったので、どんなダンクをするかは考え中です」とのこと。自身が好きだという、レブロン・ジェームズのような豪快なダンクに期待したい。

・スターティングファイブ(ファン投票)
比江島慎(宇都宮ブレックス):4大会連続6回目
富樫勇樹(千葉ジェッツ):7大会連続7回目
ジョシュ・スコット(宇都宮ブレックス):2大会連続2回目
金丸晃輔(三遠ネオフェニックス):5大会連続6回目
ドウェイン・エバンス(広島ドラゴンフライズ):初選出

・リーグ推薦選手
ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック):初選出
ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ):2大会ぶり3回目
シェーファー・アヴィ幸樹(シーホース三河):4大会連続4回目
並里成(群馬クレインサンダーズ):3大会連続4回目
古川孝敏(秋田ノーザンハピネッツ):5大会ぶり2回目
橋本竜馬(レバンガ北海道):2大会連続2回目
狩俣昌也(長崎ヴェルカ):初選出

・On Fire投票 byバスケットLIVE
長谷川暢(秋田ノーザンハピネッツ):初選出

【ヘッドコーチ】
佐々宜央(宇都宮ブレックス):初選出