ポール・ジョージとルーク・ケナードも揃って復帰し、ようやく役者が揃う
現地5日、クリッパーズは敵地でホーネッツと対戦。2週間ぶりの復帰となったカワイ・レナードが残り1秒に勝ち越し弾を沈め119-117で激闘を制した。
この試合のクリッパーズは、レナードとともに現地11月19日以来の出場となったポール・ジョージが前半で12得点7アシスト、さらにジョン・ウォールも8アシストと攻撃の起点となり、9点リードして試合を折り返す。
しかし第3クォーターに入ると、ホーネッツに8-26のビッグランを許し一気に逆転されてしまった。第4クォーターはお互いに譲らない白熱の展開となるが、クリッパーズはここ一番でレナードが勝負強さを発揮する。2点を追う残り40秒にセカンドチャンスからレイアップを決めると、終了間際にステップアップから決勝弾を決め、復帰初戦でいきなりエースの貫禄を示してチームを勝利に導いた。
28分の出場で16得点6リバウンドを記録したレナードは、試合に出られるうれしさを強調する。「僕以上にこのゲームを愛している人はいないと思っている。プレーできることに喜びを感じるし、最後のショットを決めることができたのは素晴らしいよ」
そして周囲のサポートのおかげでゲームウィナーを決められたと続けた。「チームメートは僕を信頼してくれた。自分の得意なスポットに位置し、チームがスペースを与えてくれたのであの一撃を決めることができた」
また、同じく実戦復帰したジョージも28分の出場で19得点7アシストを記録。2大エースに加え、クリッパーズはルーク・ケナードも11月16日以来の復帰で9得点をマークして勝利に貢献している。故障者が次々と復帰することにジョージは大きな手応えを感じている。「チームを軌道に乗せるための素晴らしい機会となった。僕たちは健康である時、素晴らしいプレーをしている。今、自分たちが目指していたチーム作りを始めることができる」
これで連敗を2で止めたクリッパーズは、ようやくチームがあるべき陣容となってきており、ここからの巻き返しが非常に楽しみとなる勝利となった。