前日の37分出場に続き、今日も39分出場とフル稼働で連勝の立役者に
現地28日、ネッツとマジックが対戦。ケビン・デュラントがシーズンハイの45得点に加え、7リバウンド5アシスト2スティール2ブロックと試合を支配し、ホームのネッツが109-102で勝利した。2連勝のネッツは直近の7試合で5勝と好調をキープ。今シーズンの戦績を11勝11敗とし、勝率を5割に戻した。なお、渡邊雄太はハムストリングの負傷で5試合連続で欠場し、ベン・シモンズも膝の痛みにより後半はプレーしなかった。
試合は互角の展開で前半を終えるが、第3クォーターに入るとネッツが60-60の同点から8連続得点で抜け出す。さらにこのクォーターでフィールドゴールを9本中8本成功させて19得点を挙げたデュラントの大活躍によって、ネッツはリードを2桁に広げる。その後、マジックも第4クォーター序盤にボル・ボルの豪快なダンクなどで4点差まで縮めるが、ネッツはここでもデュラントの連続得点で悪い流れを断ち切る。その後は、最後まで2ポゼッション差以上のリードを保ち、粘るマジックを振り切った。
デュラントは111-97で勝利した前日のトレイルブレイザーズ戦で37分出場し、31得点5リバウンド5アシストをマーク。今日も39分のプレータイムと連日のフル稼働だったが、40得点超えを記録した。そしてデュラントは疲れを全く感じさせない活躍ができた理由をこう答えている。
「本当に自分でも分からない。ウォームアップで信じられないくらいシュートの調子が良かったのに、試合では酷いシューティングだったことは何度もある。ただ、心が正しい場所にあってゲームプラン通りにできている時は、堅実なプレーができていると感じている」
34歳のベテランだが、年齢を感じさせない体力を見せるデュラントを指揮官のジャック・ボーンは次のように称える。「彼は良い調子でプレーを続けている。彼のキャリアと年齢を考えた時、昨夜に続きこの出場時間でチームを勝利に導いてくれたのは本当に大きい。(2日続けて長時間プレーできるのは)彼が身体をしっかりケアしていることを示していると思う。彼はこの試合、絶対に勝たなければいけない気持ちで臨んだ」
ネッツは他にもカイリー・アービングが20得点、ニコラス・クラクストンが17得点13リバウンドを記録。渡邊に加え、シモンズの負傷退場など故障者が続いているのは懸念材料だが、着実にチーム状態が良くなっていることを示す勝利となった。