アラバマ大指揮官、「最後は何度目のオーバータイムから分からなくなっていた」

現地27日に行われたNCAAのノースカロライナ大vsアラバマ大は4度のオーバータイムにもつれる激闘となり、この試合の前までランキング18位のアラバマ大が1位のノースカロライナ大に103-101で競り勝った。NCAAの長い歴史において、両チームともランキング20位以内の対戦でオーバータイムを4度以上行ったのは史上2度目。ちなみに最も多くのプレーしたのは、ノースカロライナ大のケイレブ・ラブの58分。他にも両チームで3選手が50分以上コートに立っていた。

アラバマ大の指揮官ネイト・オーツは「最後は、何度目のオーバータイムなのか分からなくなっていたよ。選手たちを本当に称えたい。追い込まれた時、彼らは何度も底力を示してくれた」と激闘を振り返っている。

現地28日に発表された最新ランキングで、アラバマ大は11位へと浮上。現地12月10日には、ランキング1位となったヒューストン大との大一番を控えており、今回の勝利でつかんだ勢いに乗り、再びアップセットを成し遂げられるか注目だ。

一方、ノースカロライナ大の指揮官ヒューバート・デイビスは「最後、アラバマは私たちより一つ多くのプレーを決めた」と語り、選手たちの奮闘を次のように評価している。「ロッカールームに入ったら多くの選手たちが頭を下げていたので、彼らに顔を上げるように言ったんだ。選手たちと同じく結果には失望しているが、彼らの成し遂げたことにはこれ以上ないくらい誇りに思っている」

この試合の前にはアイオワ州立大に敗れていたノースカロライナ大は、連敗でランキングが18位へと急降下している。現地11月30日にはランキング10位のインディアナ大との対戦が控えており、シーズン序盤における踏ん張りどころとなっている。