復帰2試合目のドリュー・ホリデーも活躍し、ブレイザーズに逃げ切り
現地11月21日、 バックスはホームでトレイルブレイザーズと対戦。エースのヤニス・アデトクンボが37得点7リバウンド6アシスト2スティールの活躍でチームを牽引し119-111で勝利を収め、戦績を12勝4敗とした。ホームでは9勝1敗と圧倒的な強さを誇り、東カンファレンス首位のセルティックスの背中を0.5ゲーム差でピッタリと追っている。
前半は互角の展開となったが、アデトクンボが第3クォーターだけで19得点と大暴れを見せる。ディフェンスではブレイザーズのフィールドゴールを24本中6本の成功に抑え込む好守で圧倒し、30-18とビッグクォーターを作って突き放した。大黒柱のデイミアン・リラードを欠くブレイザーズもチームハイの29得点を挙げたアンファニー・サイモンズが第4クォーターだけで11得点を奪って追い上げるが、バックスはドリュー・ホリデーが全17得点の内、このクォーターに13得点を固めて応戦し、最後まで主導権を渡すことなく逃げ切った。
アデトクンボは相手の徹底マークに遭い、何度も激しいファウルを受けたが、それによって自身のメンタル面が崩れることはないと語った。「たくさんのハードヒットを受けるけど、結局はバスケットボールだからね。身体を張ったプレーをするのは楽しい。激しいファウルを受けることで闘志がみなぎるし、ヒットを受けることを楽しんでいるところはあるね。それもゲームの一部だし、僕は集中してアグレッシブにプレーしているよ」
また、指揮官のマイク・ブーデンフォルツァーはこの試合で6アシストを記録したアデトクンボを次のように称賛している。「彼はチームメートとうまくプレーし、その後で彼自身も良いプレーをしていたと思う。みんなが正しいパスを出していたが、それができずにボールを持ちすぎてしまうと、相手はディフェンスでいろいろな対策ができてしまう」
アデトクンボはフリースローを12本中5本しか成功できず、過去2試合(11本中4本成功、15本中4本成功)に続いて不調だったが、総合的に見ればハイパフォーマンスを継続している。そして、故障していたホリデーも前回の試合から復帰し、今回は勝負どころで見事な活躍を見せた。開幕9連勝後の6試合で2勝4敗と苦しんでいたバックスだが、役者も揃い再び上昇気流に乗りそうだ。