フィールドゴール成功率は脅威の71.4%と高確率を記録し、20得点をマーク
現地時間11月17日、ネッツはアウェーでトレイルブレイザーズと対戦した。一進一退の好ゲームとなったが、渡邊雄太が7本中5本の3ポイントシュートを沈めるシーズンハイの20得点を記録し、109-107での勝利に大きく貢献した。
第1クォーターの半分を過ぎたところでコートに立った渡邊は、ブレイザーズのデイミアン・リラードのマークにつく大仕事を任される。速攻で3ポイントシュートを決められる場面もあったが、素早いマッチアップからドライブの侵入を簡単に許さなかった。
後半に入ると、ここまで無得点で終わっていた渡邊がオフェンスで魅せる。残り7分に得たフリースローを2本とも沈め初得点を記録すると、チームハイの11アシストを記録したロイス・オニールからのアシストで3ポイントシュートを成功させる。その後も渡邊はアグレッシブにプレーしフリースローで得点を重ねると、第3クォーターのラストオフェンスでもコーナースリーを成功させ、逆転して最終クォーターへ突入した。
第4クォーターも続けて出場した渡邊は、またも3ポイントシュートを成功させこれまでのシーズンハイに並ぶ14得点目を記録。開始3分に一度ベンチに退くが、残り5分を切ったところで再び出場すると、すぐさま3ポイントシュートを沈めブレイザーズを突き放す。対するブレイザーズもリラードのドライブを中心に得点を重ね、一進一退の攻防になる。残り2分には、ノーマークでボールを受けた渡邊が5本目の3ポイントシュートを決めてシーズンハイの20得点目を記録する。同点で迎えた残り1秒に、今シーズン初のトリプル・ダブルを達成したオニールがケビン・デュラントのミスショットをねじ込み勝ち越し、接戦を制した。
渡邊は28分のプレータイムでシーズンハイを更新する20得点を挙げ、さらに7リバウンド2アシストを記録した。この20得点が後半のみで決めたことも驚きだが、71.4%という安定した成功率を叩き出していることも勝負どころでも起用される要因となった。またオフェンスだけでなく、ディフェンスでも相手のエースであるリラードをマークするなど、『3&D』としての評価をさらに高めた一戦となった。