チームのリバウンドリーダーとして三河のインサイドを牽引

シーホース三河は今日、契約条項に離反する事項があったとして、カイル・オクインとの契約を双方合意の上で解除したことを発表した。

アメリカ出身のオクインは、208cm、113kgのセンター兼パワーフォワード。2012年のNBAドラフト2巡目49位指名でマジックに加入し、その後はニックス、ペイサーズ、シクサーズと4クラブを渡り歩き、8シーズンを世界最高峰の舞台で戦った。2021年から活躍の場をヨーロッパへ移し、昨シーズンはフランスのパリス・バスケットボールでプレー。平均23分出場で、10.5得点、6.1リバウンド、2.7アシストを記録していた。

NBAで通算472試合に出場した経歴を引っ提げ、今シーズンから三河へ加入したオクインはインサイドプレーヤーながらアウトサイドシュートやアシストも得意としており、リーグ戦ではここまで9試合に出場し、平均25分のプレータイムで13.9得点、8.6リバウンド、3.1アシスト、1.2ブロックを記録。特にリバウンドはチームトップ、ブロックはリーグ7位の数字を残すなど、新加入選手ながら三河のインサイドを牽引していた。また、第5節の三遠ネオフェニックス戦では、25得点14リバウンドを挙げてダブル・ダブルを達成するなど、チーム得点王のダバンテ・ガードナーとのツインタワーはリーグ屈指の攻撃力を誇っていた。

具体的な解除理由は公表されていないが、試合数を重ねるごとに連携も取れてきていただけに、ビッグマンの退団は三河にとって大きな痛手となる。