多彩なスキルを駆使し、フィールドゴール成功率は驚異の64.3%

ウィザーズがホームにマーベリックスを迎えた一戦。空中で2人をかわす超絶ダブルクラッチを決めるなど、八村塁がシーズンハイの活躍を見せ、さらにカイル・クーズマもシーズンハイとなる36得点を挙げたウィザーズが113-105で勝利した。

スペンサー・ディンウィディーに3本連続で3ポイントシュートを成功されるなど、いきなり2桁のビハインドを背負ったウィザーズだったが開始6分過ぎにコートに送り出された八村が流れを変える。八村はポストプレーからシュートファウルを誘発し確実にフリースローを沈めると、再び力強いスピンムーブでゴール下を成功させた。こうして八村の得点で息を吹き返したウィザーズは第2クォーター開始約3分で一時逆転するも、直後に連続で3ポイントシュートを許し、3ポゼッションのビハインドを背負った。

それでも、再び八村がチームに流れを引き戻す活躍を見せる。得意のミドルシュートを沈め、さらには3ポイントシュートも決めて1ポゼッション差に迫る。残り6秒には、クーズマのアタックに合わせてゴール下に飛び込み、ファウルを受けながら強烈なダンクをお見舞いし、3点プレーを成功させた。

前半ですでに12得点を挙げた八村の勢いは後半に入っても止まらなかった。特に残り8分19秒には、空中で2人をかわすダブルクラッチを成功させる妙技を見せてホームを沸かせる。八村の活躍もあって第3クォーター残り5分に逆転すると、最終クォーターにクーズマが連続3ポイントシュートを決めてリードを広げ、ウィザーズが勝利をつかんだ。

25分のプレータイムで3ポイントシュート2本を含む23得点を挙げた八村は、フィールドゴール成功率64.3%と高確率でシュートを沈めた。ここまで得点力不足に悩み平均107.0点と平均得点が東カンファレンス最下位となっていたチームの救世主となった。