選手登録されるか定かでなかった2年前とは雲泥の差
ゴンザガ大が所属するウェストコースト・カンファレンスは、今シーズン最初の『プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク』に八村塁を選んだ。
アイダホ州立大との開幕戦でキャリアハイの33得点を記録した八村は、続くテキサスサザン代表で17得点を記録した。この2試合でフィールドゴール31本中20本成功(64.5%)と高確率。まだシーズン序盤、格下相手のゲームとあってプレータイムが短かったにもかかわらず、堂々のスタッツを残している。開幕戦を「すごく楽しみにしていた試合」と振り返った八村は、NCAAトーナメント優勝を目指すゴンザガ大をエースとして牽引している。
2年前、フレッシュマン(1年生)として大学での初のシーズン開幕を目前に迎えた時点で、八村は選手登録されるかどうかも定かではなかった。ギリギリの判断で、練習参加はできるがプレーできない『レッドシャツ』を回避。その1年目はプレータイムが短かったが、チームはNCAAトーナメント決勝に進出する快挙。八村は日本人として初めてNCAAトーナメントの舞台に立ち、初得点を挙げている。U19ワールドカップを経て臨んだ2年目のシーズンはシックスマンとして役割も増え、チームはNCAAトーナメント16強進出。そしてこの夏、日本代表としてワールドカップアジア予選で強烈なインパクトを残した後、戻ったゴンザガではエースとして3年目のシーズンを迎えている。
その成長ぶりは目覚ましい。体格は一回りも二回りも大きくなり、それと同時にアジリティも増している。また入学当初は「最初はチームメートが何を言ってるのか全然分からなかった。難しいです」と頭を抱えた英語でのコミュニケーションも飛躍的に向上。今では試合後のインタビューも余裕でこなしている。
現在のゴンザガは全米でも注目を集める強豪校となっており、そこでエースの重責を担うことは大きな注目に繋がる。ウェストコースト・カンファレンスでの1試合1試合が、NCAAトーナメント優勝を目指すゴンザガ大にとっては重要なステップであり、今シーズン終了後にはNBAドラフトにエントリーするであろう八村にとっても、自身の価値を示す大事な機会となる。
MBB | Jr. All-American forward Rui Hachimura of No. 3 @ZagMBB collects first #WCChoops Weekly honor of 2018-19.
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— #WCCHOOPS (@WCChoops) 2018年11月12日