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クレイ・トンプソンは7本の3ポイントシュートを含む27得点をマーク。
4月27日にオラクル・アリーナで行なわれたロケッツとウォリアーズのプレーオフ1回戦第5戦。ウォリアーズは右ひざを痛めたカリーが不在だったが、『スプラッシュ・ブラザーズ』の相棒であるクレイ・トンプソンがいつも以上の存在感を発揮。持ち味のロングシュートが冴え、11本中7本の3ポイントシュートを含む27得点でオフェンスを引っ張った。
トンプソンの陰に隠れてはいたが、カリーに代わって先発起用されたショーン・リビングストンの活躍も大きかった。普段はカリーのバックアップを務める31歳のポイントガードは、見事なゲームメークを披露。アグレッシブな攻めを仕掛けをながらもターンオーバーは1回のみ。前半終了までに14得点を奪い、試合の流れを引き寄せた。
カリーの穴を埋めたリビングストン。カンファレンス準決勝でも彼の活躍が期待される。
59-37で前半を折り返したウォリアーズは、トンプソンが第3クォーターだけで4本の3ポイントシュートを決めるなど、第4クォーター開始までにリードを30点(89-59)に広げ、ロケッツの士気を断ち切った。
トンプソンは、ロケッツとのシリーズでチーム最多の平均23.4得点をマーク。チームのモチベーターであるドレイモンド・グリーンも、この日15得点9リバウンド8アシストというトリプル・ダブル級の活躍。主役を張るべきタレントがカリーの穴を埋め、勝利を演出した。
ロケッツではジェームズ・ハーデンがゲームハイの35得点でチームを引っ張ったが、カリーが抜けたことで連帯感が増したウォリアーズの牙城を崩すことはできなかった。
ウォリアーズは4勝1敗で勝ち抜け決定。トレイルブレイザーズとクリッパーズによる1回戦の決着がつくまでの間、ウォリアーズの選手たちは休養と調整に時間を使えることになった。
ホーネッツ | 90 | – | 88 | ヒート |
トレイルブレイザーズ | 108 | – | 98 | クリッパーズ |