ブルック・ロペス

「僕たちはとても自信を持ってアグレッシブにプレーできている」

現地10月31日、バックスはピストンズと対戦し、25得点10アシスト7リバウンドと大暴れだったドリュー・ホリデーがここ一番でビッグショットを沈め110-108で競り勝った。これでバックスは開幕6連勝を達成している。

試合の出だしからエンジン全開のホリデーは第1クォーターにいきなり13得点を挙げ、バックスが34-23と先手を取る。その後もバックスはリードを維持して11点差をつけて第4クォーターを迎えたが、ここからピストンズの追い上げをくらう。そして残り1分を切ってケイド・カニングハムとの合わせからアイザイア・スチュワートにゴール下を決められ、105-105と追いつかれてしまった。しかし、バックスは直後のオフェンスでホリデーがステップバックからの3ポイントシュートを成功させてすぐに突き放すと、その後もディフェンスでしっかり踏ん張って粘るピストンズを振り切った。

残り45秒で同点の緊迫した場面で見事なタフショットを決めたホリデーについて、15得点12リバウンドを挙げたボビー・ポーティスは「あのようなステップバックのシュートを決める彼はマジシャンだよ」と称えた。また、敵将のドウェイン・ケイシーも「素晴らしい選手は素晴らしいプレーをする。ホリデーは素晴らしいシュートを決めた」と脱帽した。

バックスは現在、NBAで唯一の無敗を守っている。この試合で24得点9リバウンドを挙げたブルック・ロペスは「僕たちはとても自信を持ってアグレッシブにプレーできている。そしてサイズのアドバテンテージを上手く使えている」と語り、1試合平均103.8失点に抑えている堅守に自信を見せる。

「相手をよくガードできている。そこには僕もプライドを持っているし、今の僕たちは守備でリーグベストのチームだ。シュートの調子にかかわらず、常に良いディフェンスができている」

ホリデーの勝負強さが際立ったバックスだが、ヤニス・アデトクンボも31得点7リバウンド2ブロックとしっかり自分の仕事を果たした。大黒柱が好調をキープし、開幕から質の高いディフェンスを継続中と、結果だけでなく内容面でもバックスは理想的なスタートを切っている。