八村塁

第2クォーターだけで8得点2リバウンド2スティールをマーク

現地10月31日、ウィザーズはホームでセブンティシクサーズと対戦。前半はリードチェンジを繰り返した末に52-52で終えたが、第3クォーター残り約5分間を2-18とされたウィザーズが111-118で敗れた。ウィザーズはこれで3連敗となり3勝4敗で黒星が先行することに。

八村塁はウィザーズが22-23で迎えた第1クォーター残り5分3秒にコートに送り出されると、残り3分39秒にはジョージ・ニアンのレイアップをブロックで阻止。このブロックから生まれたポゼッションでウィル・バートンが3ポイントシュートを沈め27-24とウィザーズがリードした。それでも直後にジェームズ・ハーデンに3ポイントシュートをお返しされ、その後は互いに譲らない展開に。

第1クォーターでの八村は得点なしの2リバウンド1ブロックとなったが、28-30で迎えた第2クォーターになると存在感を発揮する。開始約1分にトップでボールをもらうと力強いドライブでアタックし、スイッチによりマークされていたタイリース・マクシーをフィジカルで交わしてゴール下からシュートを放つ。このシュートはリングに嫌われたが自らオフェンスリバウンドを取ると、冷静にポンプフェイクでモントレズ・ハレルを交わし、同点シュートをねじ込んだ。続くディフェンスでリバウンドを取ると、すぐさまオフェンスに転じてエルボーからのフェイダウェイを沈める。さらに残り6分14秒にはヘルプでマクシーのドライブコースを塞ぎスティールし、そのまま速攻に持ち込むなど、八村は第2クォーターだけでチームハイの8得点と2リバウンド2スティールを挙げてチームを牽引した。

同点で迎えた後半だったが、ウィザーズは第3クォーター中盤から失速。ダブルチームでハーデンを追い込むもディフェンダー2人の間を抜けられて失点し、続くポゼッションでもディフェンスのズレを突かれてトバイアス・ハリスにゴール下を楽々と決められるなど、残り約5分間を2-18とされた。こうして第3クォーターで21-34と突き放され、最終スコア111-118で敗れた。

シクサーズは大黒柱のジョエル・エンビード(新型コロナウイルスとは関係ない病気)を欠いていたが、ハーデンが23得点に加えて、キャリアハイに並ぶ17アシストと7リバウンドでチームを牽引。マクシーも28得点を決め、2人を含む先発全員が2桁得点を記録してエンビードの穴を埋めた。

一方、敗れたウィザーズはクリスタプス・ポルジンギスがゲームハイの32得点と9リバウンド3アシスト2スティールでチームを牽引したが勝利ならず。チームは敗れたが、八村は18分の出場で10得点6リバウンド2スティール1ブロックを記録し、6試合連続2桁得点をマークしている。