レジー・ジャクソン

ジャクソン「僕はチームが勝つためにどうプレーするかだけを考える」

カワイ・レナードが復帰したクリッパーズは西カンファレンスの優勝候補としてシーズン開幕を迎えるが、先発ポイントガードが決まっていない。レジー・ジャクソンとジョン・ウォールのチーム内競争は、プレシーズンゲームをすべて終えた後でも決着していない。

指揮官タロン・ルーは「競争は続いている。これは優劣ではなく、誰がファーストユニットによりフィットし、誰がセカンドユニットによりフィットするかの話だ」と言う。

オールスター5回選出の実績を持つウォールは、13年のNBAキャリアで先発を外れたのが12試合のみ。相次ぐケガに苦しみ、32歳での再スタートとなるが、万全のコンディションを整えた今は自分がチームを引っ張るつもりでいる。

ウォールと同じ32歳のジャクソンはクリッパーズで4シーズン目を迎える。最初の年はパトリック・ベバリーの控えだったが、在籍年数を伸ばすとともにチーム内での信頼を勝ち取り、昨シーズンは出場した75試合すべてでスターターを務めた。

もちろん、2人とも先発でのプレーを望んでいるはずだが、どちらもエゴは出していない。ジャクソンは「それはコーチが考えることで、僕はチームが勝つためにどうプレーするかだけを考える。自分のベストを尽くし、チームの持てる力すべてを発揮させたいだけなんだ」と言う。

ウォールも「僕は試合に出てポジションを争う機会がほしいだけ。先発じゃなくても、レジーにどれだけの才能があり、このチームにどれだけ貢献してきたかは理解している。特にカワイとPG(ポール・ジョージ)不在の時期に、チームを引っ張ってきたのは彼だからね」と語る。

現状では、チーム在籍が長く、チームメートの特徴を知り尽くしているジャクソンが半歩リードといったところ。シューティングガードの2番手で出ると思われるテレンス・マンは「それぞれチームにもたらすものは異なるけど、どちらもチームに大きなプラスになる。ウォールはペースを押し上げるのが好きで、僕は彼のペースについていけるから、一緒にやるのが楽しみだ」と期待を語る。

昨シーズンはジャクソンが40分出場する試合が続くなどポイントガードの層の薄さが課題だったが、ウォールの加入で改善され、逆に大きな武器となりそうだ。長いシーズンを戦う中で、2人の競争意識がクリッパーズを成長させる好循環を生み出すことに期待したい。