オビ・トッピン

プレシーズンゲームでは、3ポイントシュート7本中4本成功を含む24得点を記録

オビ・トッピンは2020年ドラフト全体8位で地元のニックスに入団。プロ1年目は62試合の出場で平均4.1得点、2.2リバウンドに終わったが、2年目の昨シーズンは72試合の出場で平均9.0得点、3.7リバウンドと数字を伸ばしている。

3年目の今シーズン、トッピンが大きなステップアップを果たすために必要なのはアウトサイドシュート力の向上だ。昨シーズンは3ポイントシュート成功率が30.8%に留まったが、先週末に行われたペイサーズとのプレシーズンゲームでは20分の出場で7本中4本の3ポイントシュート成功を含む24得点と大暴れだった。

試合後の会見で3ポイントシュートについて聞かれると、トッピンは次のように答えた。「オープンになったら自信を持ってシュートを打つだけだし、そうできるようにトレーニングを積んでいる。もし、オープンになったら僕は3ポイントシュートを打つ。そうでなかったら(ゴールに向かう)クリエイトの動きをしてそのままシュートを打つか、ノーマークの味方を見つけるだけだ」

そして、今は長距離砲へ手応えを得ていると強調する。「僕はこれまでと比べて良いシューターになっている。それは自信によるものだ。昨年、一昨年も同じようにシュートを打てていて何も変えてはいないけど、今は『シュートを打てば入る』と感じられている」

また、同僚の大ベテランであるデリック・ローズに絶大な信頼を寄せているとも明かした。「デリックと一緒にプレーできるのは素晴らしいことだよ。彼は声でもチーム引っ張ってくれるベテランだ。彼は常に僕らに話しかけて、僕らが学べるように助けてくれる。彼はいまだにスピードがあるし、シュートもよく入るし、見事なパサーでもある」

昨シーズンのニックスは37勝45敗に終わり、2シーズン続けてのポストシーズン進出とはならなかった。新シーズンで再び上位争いに加わるためには、外角シュートへの自信をつけたトッピンがどこまでステップアップできるかも大きな鍵となってくる。